充真院を見習いたい

何にでもエキスパートになるには大変
今 私が心がけているのは3つ
*ダイエット(食事・健康含む)
*庭綺麗(お花を増やす)
*江戸物(月一勉強会を含む勉強)
それぞれ、やり始めると深い

江戸物 勉強会で読み進めているのは日向国延岡藩 内藤充真院の「五十三次ねむりの合いの手」
江戸屋敷で生活していた充真院(すでに隠居の身)が文久3年 日向国延岡藩に帰る道中(幕府の命令で)の日記を読んでいます。

メンバーの体調不良のより勉強会が延期になりました

充真院は井伊直弼の実姉 幕末 攘夷運動が盛んな中江戸から延岡に帰る道々の日記
充真院は大名夫人であったにもかかわらず、ユーモアに溢れ、自分に使える従者たちを煩わせないように気を配り たとえ失敗や嫌なことがあったとしてもそれを笑に変えて行く 本当に大名夫人なのか?と思うように 前向きで奥ゆかしく心豊かであります

絵心があり行く場所行く場所の屋敷の間取り、挿絵を描いている。具合が悪くても描いているのは、相当興味があったのだと思われます。

今読んでいる箇所
江戸から大阪 大阪から船で四国へ 四国金毘羅参りするところ
金毘羅様は大名から厚い信仰が寄せられ内藤家も多く代参させていた。
充真院は金毘羅参りに 途中駕籠にも乗るけれどほぼ徒歩で登っている
駕籠かきも専門の人ではないので、激しく揺れたらしいし 江戸では屋敷内を歩く程度だったのを64歳老齢でありながらい激しい坂道を登ったりしなければならない
体調不良に死にそうになったと言いつつ 金毘羅さまに参詣できたことを感謝している
お付きのものも、充真院が心配でお守りを買い忘れたり・・・

帰り道 駕籠の中で薬を飲むために薬缶をブル下げていたのだけれど、その薬缶の水が「ひょこひょこ」とこぼれてしまう、それを阻止するために薬缶の口に栓をしたり手拭いで拭いたりしている。決して従者たちの手を煩わせなようにしている。「何をすと思わん」と 駕籠の中で何をしているのか?と従者たちはいぶかったであろうと記録している。慣れない駕籠かきのために揺れて体調不良になったにもかかわらず、駕籠かきのことは一切口にしない。それでも、楽しんでいる様子がうかがわれる。
お姫様として育ち、大名夫人 隠居の身であっても好奇心旺盛で従者にも気を配る 素敵な人であります

現代の生活の中にも、苦しい事や嫌な事失敗も 人のせいにせず、楽しみにおかしみに変えていく姿勢 見習いたいと思う



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