『春告鳥』為永春水四編序.巻之十19章・20章

Visits: 150

段々と Online勉強会も慣れてきました。
音声の調整もバッチリ 
しかし 今回はお一人映像がホッソリ見える(笑)
まあ、支障はないので、気にせず続行〜
7/22(火)zoom40分×4回

四篇序章

玉屋の白玉さん(花魁)のお手紙(春水の助作者一人にあてたもの)を用いて序に変えている。
春水はサービス精神旺盛で、あの手この手を使い、読者を楽しませようとする。

白玉が、『春告鳥』を心待ちにしている様子を和歌や故事を用いてつれづれに書き記す。
いつもいつも、みんなで読んでいます、いろんな草紙が沢山あるけれど、慰められ、ひと通りでない興味深い話題、こんような本は他にはない、どうぞ狂訓亭さまへ、宜しくお伝えくださいと・・・

口絵1 吉原大門から、衣紋坂に向かって描かれる この構図はあまり見ないのでは???

口絵2 白玉花魁と禿図 手前向かって左の短冊入れは なぜ反っているのか???

口絵3 親父橋を向こうに絵草紙屋 地本問屋永久堂 風鈴蕎麦屋 まち行く人々 どうも中央はお花(お民)らしい

口絵4 朝の慌ただしい親父橋

第19章

やっと出てきました 花魁薄雲
鳥雅さんが上方に行ってしまい、もう仕事にも出ず、自室二階で引っ込んで塞ぎきっています。
そこへ、仲良しの引込新造”お袖”の旦那 吉兵衛さんが薄雲を慰めに来てくれます。

あれやこれや話をきいてくれて、店に出たほうがよいと・・・優しく諭し話をしてくれます。
薄雲のために仕出しをたくさんとってくれたり、イタレリツクセリの優しい、お袖の旦那 吉兵衛さん。

禿”雲路” 新造”薄垣””薄の香” 仕出しを持ってくる下男やら出たり入ったり
そのなかでも ずっと 薄雲の話を聞き、慰める吉兵衛さんでありました。

薄雲を復活させ、これから鳥雅さんが上方がらもどってくる。
新しい展開になりそうな気配・・・

週一Online勉強会
音読も上手になってきました(笑)
白玉さんのお手紙の場所で、貸本の人情本などは音読が基本と(注)にありました。

人情本の享受は黙読ではなくて音読がふつう。
人情本の作中にはしばしば女性読者が人情本を音読する場面がでてくる。(たとえば『春暁八幡佳年』17、『処女七種』25)略

春告鳥

第20章

新造”薄垣””薄の香”花魁・薄雲 引込み新造のお袖 お袖の旦那・吉兵衛さん
みんなで、薄雲の部屋に集まって、鳥雅が恋しくて、塞いでいる薄雲を慰めています。

吉兵衛さんの人柄がとても好ましくお転婆なお袖は最後にでてきますが、
仕出しを特別にとってくれて、優しく薄雲を慰めてくれます。

音読 基本ですわ〜

本日の ロバート・キャンベル先生にお聞きしたいのは
口絵2の 短冊入れの形についてデス



◆◇◆記事を読んだご感想をお聞かせください◆◇◆
  • 素晴らしい (0)
  • 役に立った (0)
  • いいね (1)
  • マダム好き (0)
  • つまんない (0)

コメントを残す