【春告鳥】為永春水初編巻之三−5.6章

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為永春水「春告鳥」初編5.6章

主人公鳥雅の家の女中お民、20日ほど前から家にいるのに、その美しさに気が付かなかった。
吉原・薄雲にうつつをぬかしていたためだ。

鳥雅はお民をくどく、お民はまた身分の違う自分なんかを・・と思いつつ悪い気はしない。
そんなこんなで、嬉し恥ずかしの文面がつづく。

下男久助どんを神奈川まで、使いにだし、鳥雅とお民は2人でイチャイチャしようとするのですが、
友人の幇間がきたり、八百屋がやってきたり、大工4,5人が雨宿りにきたり、近所の変仁先生が来たり・・・

衣装の描写は沢山出てくるのですが、食べ物のことは、あまり出てこない。
人情本を読む人たちにとっては、流行りの衣装や花魁の衣装は気になるけれど
日常の食べ物の描写はそんなにいらないのかもしれません。

やっと2人で、食事をしたり風呂に入ったりするわけです。

江戸の風呂といえば、混浴の大衆浴場と決まっていて、石榴口などが有名ですが、
鳥雅の家は向島の別荘地
据風呂(スエブロ)です、鉄砲風呂と言われたもののようですワ

そして最後は 『玉うさぎ』の浄瑠璃をさらう 声が聞こえる。

歌舞伎 玉兎舞踊を貼っときます
歌舞伎では子供が踊ることが多いようです。



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