家治上様と田沼 そして 鱗の旦那と蔦重の仲直り の回でした
上様家治と田沼主殿守
亡くなった家基(将軍家治の息子)の母、知保の方の狂言自殺
知保の方にとっては、実子が生まれてしまえば、自分が養母となることはないので、徳川には無用となってしまう
田安にとっては、人質に出した種姫に見合う、西の丸を迎えてほしい
2人にとって、上様が鶴子との実子を得ることが気に入らないのです
一命を取り留め、すぐに白河の松平定信 田安の宝蓮院から手紙(内容は家基の嫁になるはずだった 種姫はどうなるのか?)が来る 一命を取り留めるのも、田安からの手紙もあまりにグッドタイミング
田沼と高岳は、これは女たち(宝蓮院 知保の方 知保の方付きの大崎)の仕組んだ事と見抜く
大崎が薬に詳しく良き塩梅にしてくれたと言う知保の方(大崎って薬に詳しいの?ということは白眉毛は・・・)
将軍家治は実子を諦めたいと
知保の方の狂言だとわかっていても 上様はそれが知保の方の心の叫びだろうと 家治は政治に関心のないイメージだったけれど、このドラマでは知的な優しい上様
そして自分は二つのことをしたい
1.養子を取り、因縁を断ち切る
自分の子供たちは若くして亡くなる 家基の死も疑いはあるけれど 治済の家しか、将軍になりうる男子がいない
2. そちたちを守りたい
家基が死に、白眉毛も亡くなる このままだと 田沼にも危害が及ぶかもしれない
10代家治は凡庸なる将軍だったが、田沼を守ると言う一つだけ良いことをしたと、後の世に言われたい
血筋は譲ろうとも、知恵や考えは譲りたくない
そりゃ 田沼意次 泣くわ〜
父の代から、田沼や白眉毛は知恵袋であった
田沼の功績は今となっては大きいことがわかる さすが吉宗公の孫
家治将軍の描き方も良いわあ〜
鱗形屋と蔦重
菊寿草 四方赤良(大田南畝)の黄表紙評判期が出版されたのが天明元年(安永10年)正月
蔦重たちが菊寿草を見ながら、見徳一炊夢が極上上吉 と喜んでいる頃は正月過ぎ あまり寒そうでは無かったな〜
と思って、見直したら、着物は厚手になってた つまり綿入れにしているのでしょう
いよいよ 鱗形屋が日本橋を後にすることになる
鱗形屋が二度目のしくじりをしたのが安永7年 そして消滅するのが安永9年ごろ
安永末から天明初年に及ぶ数年間、おそらくは板元鱗形屋孫兵衛の出版活動休止に合わせて、自らの署名を附した黄表紙作品を板行しない期間があった (中村正明 國學院雑誌より)
凄いな〜脚本 史実は違うかもしれないけれど、実際その間、春町は鶴屋と蔦重の間で悩んでいたのかもしれない
須原屋情報によるとどうも鶴屋と春町はそりが合わないらしい
誰もやらないことをやりたい春町 鶴屋は春町先生の作風は古いと言う
鶴屋から出版することが決まっていた、春町をかっさらう計画が始まる
鱗形屋も自分の懐にいた春町をそりの合わない鶴屋に行かせるように仕向けたけれど、本来、作者として絵師として自由に作ってもらいたいと思っていた しかし 鶴屋にも金を出してもらっているし、大ぴらに 鶴屋を離れろとは言えない 蔦重に、春町をかっさらえと手紙を出す 蔦重も、春町先生を得るための「案思(あんじ)」を一緒に考えてくれと返信
誰もやったことのない案思を考えて春町を引き抜こうと、喜三二・歌麿・二文字やのきく・りつ・北尾政演(京伝)志水燕十(豊章)らが、色々考える 鱗の旦那とも文通でやり取り (志水燕十になってシレと加わってた)
この場面 蔦重が手紙を開く仕草 なんとも言えずカッコイイ
喜三二 春町 蔦重の会合場面
春町は、話す必要がないと立ち上がるが
蔦重「100年後の江戸を書いてもらえませんか?」
春町は一瞬止まって、100年後の江戸を妄想は膨らむ
春町「俺は鶴屋で書かねばならぬ できぬ」
蔦重「じゃあ 鶴屋で書くってのはどうです?俺は春町先生のそれが見れれば良いんで」
春町は蔦重が自分の作品が見たいという 自分のやりたいことを応援してくれる版元であると察知 もう蔦屋の手中にハマりました
鱗の旦那と蔦重の仲直り場面 良かった良かった
鱗形屋は蔦重が細見を買ってくれていたことを知り、春町を蔦重にひっこぬかせることに加担した 春町には裏事情を話さず 上の動画でもニヤっと笑っている
鶴屋・西村屋に日本橋を出る挨拶に行き、春町が蔦屋に行くことを誤る 内心しめしめと思っているも、あくまで蔦屋を恨んでいると芝居する
愛之助はあまり好きではないけれど、歌舞伎でも俳優としてでも凄く良い味出してる
涙の仲直り場面に 塩売文太の板木をもらう 蔦重が初めて買った本 瀬川との思い出の本 「ウチの本を読んだガキが本屋になる」泣かせます
蔦重と鱗の旦那の泣かせる話をそばで歌麿が聞いている 良い表情で聞いている
おまけ


大文字屋市兵衛亡くなっちゃいました 誰袖が500両の身請け証文を書かせる話必要あったのかしらん なんだかな〜 伏線なのかな〜