ついに唐丸が見つかる 唐丸の壮絶な人生 そして『見徳一炊夢』朋誠堂喜三二作・北尾重政画の発刊 安永10年名目(天明元年)
豊章が唐丸ではないか?と見当をつけた蔦重は 豊章を探る
豊章は中年の博打好きの武家だったが、唐丸がゴーストライター(絵師)だった
豊章の代筆をしながら、身体を売る 人別がないので豊章に世話になるしか無かった
唐丸は自分が罰を受けて早く死んでしまえば良いと考えていた
寂連(じゃくれん)さんがくるからと、言い残していった豊章 尼僧・寂連さんって、岩井志麻子さんだったの〜驚き!岩井志麻子先生が大河女優とは・・・
唐丸は”馴染み”がきたからと蔦重を追い返す
唐丸がこれまでの自分の話をする 夜鷹だった母 おろそうとしても、おりなかった子として自分は生まれた 幼い頃から客を取らされ 鳥山石燕と出会う 寺の境内で石燕の絵を真似しながら遊 石燕のところに修行に出る話もあったが、母に許してもらえなかった。(石燕はこれ以上出番はないのか???)
明暦の大火の時に母が瓦礫の下になったが、唐丸は逃げた このままではおっかさんに殺される 逃げ出したかった この行動が罪悪感を心に刻んでしまう
母のヒモ「やす」は、逃げる現場を見ていて、のちに蔦重のところにいる唐丸を脅してきた
唐丸「俺はさっさとこの世から消えた方が良い」
蔦重「お前を助けられないが、お前が生きたいというなら、強欲な蔦重に無理やり絵を書かされているとの言い訳くらいになれる」
蔦重の所にいた時の矢立を唐丸に渡し、唐丸は蔦重に心を許す
唐丸→捨吉→歌麿 の染谷翔太 全然子役の子と似てないのに、あの子が大きくなったように思えるのは、演技力?
階段落ちの音 駿河屋の親父様には唐丸を引き取ることを許してくれなかったが、”ふじ”は、駿河屋を逃げ出した勇助の人別を用意してくれていた
階段に足をドンと上げて、駿河屋に抗議する”ふじ”普段は口数が少ないが、蔦重をよく見ていて味方してくれる カッコいいぜ!
なんだかんだ言っても駿河屋の親父さまも蔦重も吉原も大事に思っているカッコいい
蔦重「あの時の約束を守らせてくれ」
歌麿「弟が兄さんの言うことには逆らえない」
勇助は駿河屋の養子だったから、蔦重にとっては弟になる
一方 朋誠堂喜三二に 来年十本の青本新作を描いてほしいと頼む 喜三二まーさんは十本は・・・と弱腰
「居続け」で、そして1作ごとに女郎屋を変えても良いとの好条件に、まーさんは目を輝かして引き受けることにする
【腎虚】って・・・
色々ググってみたけれど、大辞林のこれが今回一番的確だわさ
じんきょ【腎虚】
(名)スル
房事過度などのために衰弱すること。また、その病名。水損。「娼婦買ひして━した人はなけれど/いさなとり露伴」
松葉屋花魁「松の井」に居続けしていたまーさん、お医者に見てもらい「腎虚」だと気を落とす、眠り薬をもらって 休む
夢が覚めてもまた夢とまーさんは、物語のヒントを得る
その時の夢 自分のものが大蛇となり暴れ出す、お医者も蔦重も松葉屋主人もおおわらわ 松葉屋女将”いね”が色気の化物・大蛇を刀で叩き切る 恐ろしい夢にまーさんは、目覚めるも、まだ元気は出ていなかった

まーさん 心太(ところてん)を一本箸で松の井に食べさてもらってます ご満悦
誰袖の花魁道中 朋誠堂喜三二を迎えにくる
どうも、誰袖がまだ馴染めないデス
上様と田沼意次
政の最中 上様があくび「お鶴と夜ふかしをした」と・・・ 上機嫌の田沼意次
そこへ「知保の方が毒をあおられた」との知らせ
田沼意次は安永9年に相良にお国入りした頃より 勢力を拡大 身内や自分の信頼できるもので、周りを固めていく 白眉毛は亡くなり 老中たちも手中に収め、絶頂期だったのかもしれない
「水野出羽守忠友を老中格に・・・」水野忠友は田沼の政策を支えた一人
ラスト 須原屋と蔦重の場面
鱗形屋が店をたたむ 細見の板木も売ってしまったらしい 須原屋は鱗形屋の転落を同じ悲しく思う 「また一つ江戸生まれの本屋がなくなってしまう」
鱗の旦那がいなくなると言うことは、朋誠堂喜三二も恋川春町もフリーになる
蔦重30歳
鱗形屋が没落したことで、蔦重は細見の出版権販売権を独占するようになる(33歳ごろ)
日本橋進出はは天明3年 33歳頃
だんだんと 蔦重 大きくなり始めます 天明狂歌の狂ったような馬鹿馬鹿しい時代がやってきます