今回のメインはなんといっても富本午之助・市川門之助が吉原のために協力してくれるように蔦重が仲をとりもった事だろう


日光社参の行列を見学する街の人々
町人たちは、これも行楽の一つとして楽しんでいたのでしょう
りつさんが見ていたのは『日光御社参供奉御役附(にっこうごしゃさんぐぶおやくづけ)』という、社参に加わっている人を紹介するガイドブックのようなもの。社参への庶民の関心に応えようと、実施の2か月前に市中の本屋から刊行されました

そこで、アイディアが浮かんだ、カボチャの大文字屋
「俄」を吉原のお祭りに仕立て上げて人を呼び込むことを考える。
親父様たちの会合
若木屋は蔦屋細見は買わないと宣言、市中の本屋と取引がしたいから鱗形屋の細見を買うという、雛形若菜にも乗せて欲しいし・・・吉原の半分の親父たちが後に続く
細見をめぐって、蔦屋と市中の本屋との対立 親父達も2分されてしまう
「青楼美人合姿鏡」の売れ行きは芳しくない、高額なため、よっぽど浮世絵の好きか吉原好きのマニアが買うくらいで、たくさん売れ残っている。ニンマリ「売れない」と不気味な鶴屋喜右衛門の言う通りになってしまった。
朋誠堂喜三二は喜んで「青楼美人」を褒め称えてた まだ 戯作者だとは知れていなくて、ただただ、吉原によくいる人という風体やっと 本格的に登場しました
親父様たちに、客に配って売り上げに繋げて欲しいと頼む、駿河屋の親父様からの階段落としにあう蔦重
富本午之助・市川門之助の芝居を見に、蔦重は次郎兵衛兄さんと”りつ”と出かける、すっかり魅了された蔦重は、大文字屋発案の「俄」を祭りにすることを画策
りつが、次郎兵衛兄さんと蔦重に役者が 四民の外にいることを説明する場面
「売れりゃ騒かれるし千両の給金も夢じゃない」
「そうならないように、役者は四民の外の分ですよってしたのさ」
「ひんむきゃ、人なんて皆同じなのにさ」
「これは違う、あっちは別って垣根作って回ってさ、ご苦労な話だよ」
りつ かっこいい
親父達の会でも三味線の師匠みたいなことしてたし、太夫の富本節の時も三味で伴奏してた、安達祐実ちゃん やるナッ1
源内先生に相談に行くも、エレキテルの開発のためか?全然相手になってくれない。新之助はうつせみの安否を気にしながらも、お金を貯めていつか身代金を貯めると話す。
この2人なんとか、幸せにしてあげたい・・・
花魁・振袖新造たちを大門の外 向島の座敷に連れ出し、午之助・門之助が吉原をよく思っていた無かったことを払拭するために、おもてなしをする。
すっかり、気をよくした2人は、浄瑠璃・舞を披露する。
吉原にいる女郎たちは、江戸にいながら芝居を見たことがない、一生見ることもなく終わるかも知れない 女たちは、涙して喜んだ

「吉原には太夫のお声を聞きたい女郎が千も二千も降りますどうか 祭りの場その声を」午之助は「こんな涙を見せられて断れる男がどこいる」と快諾してくれた。
そこへ、検校から襲名の手紙が届く 最後のお願いと「正本」を出すことを頼む蔦重 チャッカリ者でありんす 午之助は蔦重の心意気に惚れ込んだのか? 正本のことも引き受けてくれた
検校へ、富本豊前大夫襲名のお願いに行った時、瀬川改瀬似と、蔦重の会話が弾んでいることに検校は内心快く思っていなかっただろう なんでもお見通しの検校
それでも、検校は富本節を聞きに行ってくれて、豊前大夫襲名の許しを与えてくれた
襲名の許しが出る前から 鱗形屋は午之助に富本節直伝本を出そうとしていた.
蔦屋から出すことを約束した午之助に、蔦屋は市中の本屋とは取引ができないことを告げると、
「だったら、尚更 あいつを助けたい それが男ってもんだろ?」
かっこいいゼ
題名の富本の仁義とは、
若木屋の非礼を詫びて、もてなしてくれた蔦重
芝居を見たことのない吉原の女達のために、祭りで、富本節を聞かせてやりたいとの思い
検校を動かして、襲名の許可をとってくれたことへの恩義
蔦重に惚れ込んだのだろう
鱗形屋の屋敷に恋川春町、息子と地口の絵で遊んでいる
鱗「ろくにお礼もできんのに」
春町「当家の家老はそなたに誠に酷いことをした、それを忘れるなど、男のすることではない」
春町の鱗形屋への仁義
毎回、毎回 本当によくできている、脚本・演出だと思うのでありました。
ラスト 心君の定信 前髪がなくなっていました。
と言うことは、別の役者に変更せず 心君が定信をやるのぉぉぉぉ???
文武奨励の定信は、「金々先生栄華夢」など 許せない けれど、見てましたね
そろそろ 政治の部 田沼も登場させないと・・・
社参の後 大きな動きは 安永8年 相良城完成 2月家基の事件 7月松平武元 病死
ドラマですから、何かと動きを出すのかも知れません