「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺」7回 好機到来『籬の花』

今回 ケン・ワタナベ登場しませんでした 政治の舞台は出番なし!

今回の細見「籬の花」が刊行されたのが、安永4年秋
5月に鱗l形屋の偽版事件が起こっていた

安永5年4月 将軍家治の日光東照宮社参がある きっと幕府連中は社参準備にオオワラワだったのでしょうか

牢屋で、責められていましたが、
「小島松平家のご家老様のたっての願いで刷っていました」と 鱗形屋孫兵衛

先回 小島藩が日光社参取りやめのお願いに賛成するから、偽版に関わったことを公にしないでほしいと山吹を忍ばせて 松本秀持にお願いしていた 
これだったんですね

孫兵衛が捕まっている間に 西村屋が、細見の板木を譲ってほしいと 小判をちらつかせ おかみさんに攻め寄りますが、息子が「おとっつぁん じゃないと決められねいから」と西村屋を追い返す
やるな〜息子!

ラスト場面 須原屋に抱えられて鱗形屋が、閑散とした店へ、牢から帰ってきます。

予告で 鱗形屋の逆襲始まる とありました そして 金々先生と・・・

ドラマの都合上 今回の偽版事件で 鱗形屋退場かと思いきや 再登場しますね
まだまだ 鱗形屋 金々先生をはじめ、色々と出版しますから 

鱗形屋 愛之助は、歌舞伎の稽古で鼻を怪我して休んでいましたが、来月から歌舞伎復活です、撮影は怪我の前なのでしょうか? 大河にはよく登場しますが、鎌倉殿も麒麟も結構早めに退場する(歌舞伎との掛け持ちは大変だろうなあ)

地本問屋鶴屋は、蔦重に2倍売れる細見を作れば、仲間に入れてやると約束する

しかし、地本問屋たちは、吉原者を地本問屋に入れることを快く思っていない

次郎兵衛兄さん 新之助 蕎麦屋の半次郎 二文字屋のきくを巻き込んで、蔦重は、2倍売れる細見を作るために、アイディアを探し考え試行錯誤 

吉原の親父たちの集まりに 西村屋が浅草の版元 小泉忠二五郎が細見を出すと挨拶に来る 

蔦重の細見を買った女郎屋の女郎は『雛形若菜』(磯田湖流斉画 西村屋出版)には載せないと脅される

蔦重は親父たち忘八に 吉原の女郎たちのために 吉原自前の本屋を持たなければならない 一緒に戦おうと 啖呵を切る

無事に蔦重の思い描く  細見を作り上げる
*見やすい
*河岸見世を含め見世を網羅
*サイズを小さく、ページ数を減らす 懐に入る
*従来の半値

擦り終わり、製本も済んだ時点で 九郎助稲荷に売れるように祈願する

そこへ 花の井

「花の井改瀬川」の書付を渡される 蔦重

名跡種名の際に吉原細見はよく売れる 瀬川襲名は20年ぶり、最後の瀬川は自害したと不吉な名前だったが、それは身請けされるのや嫌で間夫(マブ)と添い遂げたかったのか理由 自分が幸運の名前にすれば良いと・・・

花の井 かっこいい〜〜〜〜〜!!!

地本問屋には一般的な買い付けの他に、自前の本と交換して仕入れる習慣があったそうな、知らなかったデス

西村屋の細見は良質の紙を使った立派な細見 遅れて現れた重三郎

2倍売れる細見をヒッツ下げて登場 
見やすい・全ての店を網羅・薄い・半値 そして瀬川のなのある祝儀の細見

西村屋細見が瀬川襲名のことを載せていないことに

「マ〜 仕方中はし 吉原の外にいる方に応じろと言われるのも難しいでしょう」

蔦重やりましたネ

ただ、鶴屋が「売れるかもしれませんが・・・・」と、何やら不気味につぶやくのでありました。
この鶴屋 ジャニーズ出身なのに 凄みあります

そして予告に 鱗形屋が復活 どうなる 蔦重

*おまけ1

蔦重が、吉原の道で、かおるに抱きつかれる、大文字屋の遣り手(山村紅葉)に叩かれる時 遣り手が「この こじょく」といいます こじょくって何???

こじょく【小職・小童】
1、娼家で雑用をする少女。禿
2、子供を罵って呼ぶ語
大事林より

*おまけ2

新之助が蔦重に「李白の静夜思」の如きだなと言うんだけど、「李白の静夜思」って何?

「李白の静夜思」 
静かな秋の夜、ふと寝台の前の床にそそぐ月の光を見ると、その白い輝きは、まるで地上におりた霜ではないのかと思ったほどであった。
 そして、頭(こうべ)を挙げて山の端にある月を見て、その光であったと知り、眺めているうちに遥か彼方の故郷のことを思い、知らず知らず頭をうなだれ、しみじみと感慨にふけるのである。
http://www.kangin.or.jp/learning/text/chinese/k_A1_017.html

よくわからないけど、蔦重は「静夜思」を知っていたのね



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