折たく柴の記18回

とうとう、荻原重秀との対立 山場を迎えました。

18回 7/29(金)9:00~

*荻原重秀罷免される

原本を音読してから、内容について話し合いますが、訳本(右)がないと、なかなか理解できないでいます



荻原重秀について、詳しく書かれている本がなかなか無くて、図書館で借りたのですが、Amazonで買っちゃいました。

貨幣改鋳の内容が書かれていますが、なかなかピンとこないのが現状

白石は職を退いてから、日記を元に「折たく柴の記」を書いているのですが、時系列が定かではなく、思い出したように書いてあるため、読んで理解するのが難しい・・・

江戸検では改鋳について、金の含有率について詳しく覚えた気がするけれど、銀についても改鋳はなされていたわけで・・・w

宝永7年の宝丁銀について、読み進めてもよく分からなかった。

白石は荻原重秀を、もう何が何でも悪い奴だから辞めさせなくてはならない 改鋳をして金銀の品位を下げ、賄賂を懐に入れる様な輩は、言語道断である

一方 荻原重秀は、幕府にお金がないのを、自分が采配で改鋳を実行し、金を作って差し上げた、賄賂は商人・役人たちを潤滑にするためのものである。

対立する2人は、まるで噛み合わない、別のベクトルで物事を考えている。

果たして2人は、実際に会ったことがあるのだろうか?

NHKにお願い 「白石と重秀の対立を真ん中に磯田先生を置いて描いてほしい」

結局は荻原が改鋳により幕府の財政は潤ったものの、通貨の混乱、招いたために、役職を解かれる、将軍家宣の死の直前であった。

白石は「折たく柴の記」の他にも、色々と資料を残しているが、荻原重秀に関しては、資料を残していない。

言われっぱなしで、部の悪い重秀だが、金・銀 の本位貨幣から 信用貨幣(お金は瓦礫でも良い)という、考えが、芽生えていたのではないだろか?
時代が早すぎた重秀だったのかも・・・

とりあえずは、読み進めたけれど、理解したとは言い難い感じの勉強会でありました。

今までに最長の時間をかけた回でございました。



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