江戸城三十六御門を現在に重ねて考える 木下栄三先生

緊急事態宣言明けて、またいつ第6波がくるやも知れぬ、今のうちにと 日比谷文化図書館の講座に出席してきた。

大好きな木下栄三先生

私が、江戸を勉強するきっかけになった 三十六見附のお話。

画家・建築家・江戸検1級と肩書きがある。
講座も街歩きもご一緒させていただいた。初めての講座は文京学園の講座 講座の後に先生が連れて行ってくれた教会が今でも心に残っています 2013年5月でした。

三十六見附をランドマーク化し、1.濠を再生して繋ぎ水を動かす、2.外堀の内側を防災の拠点とし緊急避難所とする。3.皇居周辺外濠内だけでも観光客を導入、4.見附門を復活し文化歴史を伝える
こんな壮大な計画を考えていらっしゃる。

三十六見附1つ1つ、江戸と現代の重ね絵図を描いている。時が過ぎるとだんだんんと江戸の名残が無くなってしまうことを危惧して、仕事と並行しながら続けていらっしゃる。

木下先生の話は、本当に楽しそうに話す、何度も同じ話を聞いているけれど、聞く度に面白い

今回 太田南畝についてちょっと勉強していたので、南畝先生のことが耳ダンボ状態(笑)

牛込御門の話の時に、南畝先生は、牛込御門の坂を下って上がったところに住んでいた。確かに神楽坂の先に組屋敷があったはず、そして南畝は牛込御門から大手門まで通ったはず。

江戸と現代の重ね絵図は、実に見事にできていて、今後もライフワークとして続けたいとおっしゃっていた。同じ人言なはずなのに、なんと色んなことができるのだろうか?

1つも御門の重ね絵図を作成するにも、現代の写生、と江戸の当時の資料を調べ上げ、角度や情景を合わせて絵画に仕上げる。時には画像や当時の絵師の絵も参考にする、これだけでも大変な作業。
出来上がった、絵画は繊細で緻密に構成され、江戸時代の御門と現代のビル群や高速高架下なんぞが融合する。
そして、そこから江戸時代の妄想を語る。

木下先生の講座は自分に喝を入れるためにも、参加しなければならないと思ったのでありました。



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