11/16(月)11/26(木)浮世風呂 リモート勉強会行われました。
第二篇 巻之上「女湯之巻」
女湯の巻に入りました。女湯の言葉は分かりやすく、長文でも結構進むことができました。
昼前の女風呂の会話、昼前に風呂に来る人々は町芸者、料理屋の娘、お囲さん、普通のおかみさんや子供達
それぞれ、話し言葉は男風呂の会話よりも、スムーズに理解することができる気がしました。
先回、序文などを読み恐る恐る始め2回分まとめて記載
・芸者のお客話
芸者と料理屋の娘 昨夜の客の品定め
おたい(料理屋の娘)おさみ(何文字とか豊何とかなのる18.9の白歯)
何文字(常磐津節を語る者)とか豊何(富本節を語る者)とは芸者なのであろう、白歯はお歯黒をしていない未婚の女性。
斧琴菊「良き事を聞く」の謎染の新型浴衣を抱えて、3代目菊五郎の考案した文様 当時は流行最先端の浴衣であったはず
”おたい”と”おさみ”で昨晩の客の話をする。
・豊島の芸者同士
仲良しらいい芸者、”おさみ”と”おばち”の会話。
お互いの親の話、三助に背中を流してもらう。
留桶契約をしていると、背中を流してもらえるのか?別料金なのだろうか?それぞれの風呂屋の設定にもよるのだろう。
”おさみ”も”おばち”も留桶がある様子
・おかみさんと女の子連れの母親の会話
父親に甘やかされ、手習をサボった娘の話。
2歳のお杉と8歳のお玉を連れた母親と、湯屋のかみさんとの会話。
2歳のお杉坊はお薩を持っているらしい。小さな子供が、グズルと困るので食べ物を持たせているのか?
風呂屋にサツマイモを持ってくるのは、そのくらいしか浮かばないが・・・・
下女を使う、割と裕福な家と思われる。幼言葉で話題になったのは足袋を「たあたあ」と言う。
メンバー3人のうち2人は、小さい頃言っていた。
現代にも少しは、江戸の言葉が残る。
・おかみさん”辰”とそばの客”巳”の会話
母親を迎えにきた娘”馬”がお弁当をせがむ
娘は手習をサボって母を迎えにきた。
その後、子供たちが寺子屋で流行っているらしい、丁子水・肉佳(どちらの匂いのするものらしい)金紙・行成紙(綺麗な紙)替り絵(1枚の絵で、折り返すと絵姿が変わる)などの話。
息子が合巻をいっぱい買っている。(貸本屋ではなく、買うこともある)裕福な家であることが想像される。
合巻の話、自分たちが小さい頃は赤本だったと、また髪型の今昔
流行の今昔を語る。
”辰”は5人の子持ち、長女は嫁いで、お腹が大きい
”巳”は男の子一人
産前産後、薬の話、惣領殿跡取りを奉公に出す話
最後に下女が再度迎えにくる。
「式手家の馬太郎様がいらしたから、早く帰ってきてください」と下女
式亭三馬を文字っている。
男風呂の会話は、何かとべらんめえ言葉や力んだ感じでしたが、女風呂はスラスラと進む感じがします。
多めに見積もって、予定までできなくてもと考えていましたが、終了
最後、zoom入室のトラブルもありました。
10分前に警告があるのですが、それもなく、zoom無料になったのか???と疑いつつ終了