10/26(月) 13:00〜
午後の光景(ヒルスギノアリサマ)
若者の将棋指し
二階で5.6人集まって将棋を指す
ヘボ将棋に花が咲く
将棋がわからないので、なんとも言えないが、将棋を指しながら、指している本人も外野もワイワイガヤガヤと喋る。
芝居のセリフの引用、しりとり歌から、駄洒落、ありとあらゆるところからの引用が飛び出し、私には理解不能
それだけの、知識や言葉を詰め込んでいた江戸っ子たち
もう、毎日の生活に、駄洒落、故事引用などが身にしみついていたのだろう。
1つ1つ理解できないし、調べなければならない・・・
この江戸っ子の駄洒落、故事引用、などがわかるようになるのは、やっぱり古典落語かな〜
母親の異見
将棋を指している道楽息子を迎えにくる母親
父親と一緒に仕事に行くはずが、将棋を指していて仕事に行かない息子と仲間を母親がなじる
24.5歳になる息子が仕事もせずに、風呂屋の二階で将棋して仲間と遊んでいる。
そこへ、母親が連れ戻しに怒鳴り込んでくる。
しょうがない息子をなじり、仲間が悪いからだと言い放つ
普通なら、嫁ごをもらって・・・と母が愚痴る
母親が迎えに来ても、仲間達も、そうそう驚かない。
一般的に見れば、よっぽどな息子なんだろうな〜と思う。
江戸の働き者の多い中、午後の風呂屋の二階にいること自体、母親の心配の種なのであろう
座頭の仙台浄瑠璃
5.6人連れの座頭たちの内2人が
風呂の中で仙台浄瑠璃を語る
仙台浄瑠璃の節がどんな風なのか???気になるところ
風呂の中の人々から、最後にヤンヤヤンヤの歓声を浴びる、それほど面白かったのだろう
仙台浄瑠璃
室町時代に生まれた座頭の物語 琵琶などで伴奏していたが、近世になって三味線に変わり、浄瑠璃・三味線・操り人形が合体して人形浄瑠璃となった。しかし、語るだけの浄瑠璃も引き続き存在し、それが奥州仙台地方に伝わって仙台浄瑠璃(奥浄瑠璃)と称し広まった。江戸でも18世紀後半ごろから、これで生活する座頭が現れるようになった
深読み浮世風呂 青木美智男
私が音読の番だったのだけれど、たどたどしくって 恥ずかしい・・・
これから盲人・座頭の登場場面が多くある。
以前にもでてきたよいよい 君など、江戸時代の障害者は周りの人がそれほど異質扱いしない。
盲人は今よりも多かったのだろうか?
それとも、普通の人と同じ扱いをするから登場場面が多いのか???
仙台浄瑠璃は座頭の生活手段だったのだろうから、風呂の中でも語りもヤンヤヤンヤの絶賛だったのでしょう