春告鳥 段々と終わりに近づいてきました。
先週は私の都合で1回お休みさせていただきました。
8/18 13:00~ Online zoom40分×4回
音読から始まりました。
24章
23章終わりで、世間では利発で賢い女性で通っている、お熊が梅里さんの女性問題で嫉妬
家に押しかけようとするのを、下女お清 下男理助らに止められる。
鳥雅さんとお花のことも気になるけれど、話は お熊と梅里さんの話。
梅里さんの家に行こうとするのを止められて、布団の上で眠れずにいると、
丑三つ時 そこへ梅里さんが例の娘を連れてやってくる。
娘は訳あり(実は16歳の少年)
実は梶原家老臣番場忠太夫の次男・仲之丞
先代の源太殿の愛妾・千鳥(とはいえ、御寝所で添い伏していない)周りの言いなりに尼となり、春心院となる。
今の平次郎殿に横恋慕される春心院 言いなりにならぬ春心院を憎く思う
(このあたり、『ひらかな盛衰記』の登場人物を連想させる 番場忠太・千鳥・平次景高・源太景季等)
平次郎殿から逃げるために、仲之丞は娘姿になり梅里の所に匿われる
しかし、追手に知られ、お熊のところに逃げ込んでくる。
急に複雑な背景が展開
お熊はホッとするやら悔しいやら、嬉しいやら、わけがわからないけれど
梅里さんのために、とにかく、娘・仲之丞をお熊のところに匿うことになる。
【番場仲之丞の口絵】
(注)仲之丞の額の生えぎわ、肩つきのあたり、女装の美少年の趣を表現いている。
【勉強会面々の会話】
このジョウロの形は水があまり入らない〜
菖蒲の花を描いて、季節はちがうが男性を意識している。
仲之丞の立ち位置は一体どこ???
手元を照らす行灯がどこから下げているのか??? 外ではない様子 履物をはいていない。
縁側なのか、それにしてはスペースが広い
最後
丑刻半(やつはん)の金棒の音 ジャラン〜〜
春告鳥 五編の宣伝
金棒の音は 文章の中で音をだして音響効果をだす。
ここで終わりですよ〜との印
この金棒とは? 夜回り火の用心のために拍子木を打つことは知られている
金棒のジャランジャランと言う音も火の用心のための喚起だったと思われます。
吉原の金棒引きは有名ですが、同じような金棒なので画像引用
五編序
序編は続く物語の色んな情報が詰まってます。
が・・・関係ない画像も入っていることもあり イメージ的なものという役割か?
『春色籬の梅』は、春告鳥の続編にあたる。ここでも、絵を出して宣伝している。
春告鳥は終わるけれども、続編はこちら・・・と・・・
【勉強会面々の会話】
*鳥雅さんのもってるのは何だ??? どうも巾着らしい
*お玉の持ってるのは?麦藁蛇か?駒込富士神社が有名だけれど、浅間神社ではどこでも売っていたらしい
何でも知ってる、勉強会メンバー〜〜〜!
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鳥雅さん -
守貞謾稿
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春告鳥五章序 -
守貞謾稿
25章
ついに 鳥雅さんとお花(お民)の逢瀬の場面
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(注)茶屋2Fで鳥雅とお花が再開する場面 春告鳥より -
(注)詞書「花をしたふて鳥雅相坂町にあそぶ」左図の天水桶に「元大坂町」
二人でやっとのこと、会えたのになんだか痴話喧嘩
どうも、一度前に二人はあっていることが判明、鳥雅さんが慌ててお花に会いに行く所で終わってる回があった。
そのときに、会っていたらしいことが、会話の中からわかる。
構成を担当する春水は、読み手が面白く、感動するように、物語の場面を入れ替えて、順番には羅列していない。
上方から帰って 走ってお花のところに会いに行く鳥雅さんの場面は描かれていない。
つまりは、読者に想像せよと・・・
あわてて、ワラワラとしている鳥雅さんはカッコよくないのかもしれない
左図 はどうも2Fのようなので、二回めに二人があった場所かもしれない
右図【勉強会面々の会話】
鳥雅さんが手に持つのは羽織? 一度目あわてて駆け出す時にお熊に羽織をだしてもらったはず
相坂町だから、もしかしたらお熊の家???
お花がびっくりしている様子
子供だったお花がお熊に芸者として仕込まれて一人前になっている。
そして鳥雅との会話も相手になっても張り合いがあるように成長してる。
鳥雅は面白くお花との逢瀬を楽しんでいる様子
障子の閉まっている挿絵 意味深でございます。
【勉強会面々の会話】
*提灯は大音寺前田川屋ではないか???
*1Fの藤棚みないな物の上に乗ってる、丼みたいなのは何?
*田川屋は2Fはあったのか?
それならば、前出の序の図「屋2Fで鳥雅とお花が再開する場面」は田川屋なのかしらん・・・
これは謎のまま
キャンベル先生に聞かないとw
おおよそ2話づつ進んでいる「春告鳥」勉強会
いよいよあと4話で終了
次は何にしようか?と只今検討中
今まで、わからなかった場所や絵など、いろいろ仲間が調べて探してくださって、わかってきたこともあります。
それも、報告しないとな〜〜〜