第十章
九章からの続き
鳥雅の弟子 旗士の友吉と芸者・仲次の痴話喧嘩
仲間の誘いを断って友吉は仲次の機嫌をとる。
会話形式で二人イチャイチャ
音読するもの恥ずかしくなる(笑)
良い具合に 浄瑠璃がきこえてくるのは、今で言う挿入音楽か???
ロバート・キャンベル先生にいつか 聞くことができるように わからなかったことここに記しておきたいと思います。
*障子をはずして戸を入れかへ
友吉は家の障子を外して戸を入れ替える。
別に雨戸を閉める場面もある。
わざわざ、障子を外して戸を入れ替えるのは一般的だったのか???
(注)にもないので、江戸の生活では普通のことだったのか???
3人の結論は、(挿絵にある)小窓の障子を外して戸をいれたのかもと・・・
*他(ヒト)の懐で女郎買も芝居も往かれるのを
仲次は女郎買は気にしていないの???
*友「ヲ、冷てえ足だ、氷のよふだ。サアおもいれはゞをして温るがいゝ
おもいれはゞ
(注)には「はゞ」 広い場所をとること とある。
3人の結論 炬燵の中で隅にいないで真ん中に足をいれて暖まれという意味
だいたいは想像できるけれど、いろいろ細かく見ちゃいます。
友吉と仲次の家の中
左側は2人は喧嘩して仲次は泣いちゃってます。
右側は視線があって合意を示す(注)より
ピンク囲みの飾り???は何???
隣の部屋にある 青囲みの物体は何???
この2つは色々、探したり調べたりしてもわからりません。
どなたか ご存知のかた教えてもらえませんでしょうか???
巻六 第十一章
場面はかわり、鳥雅の状況が語られます。
十章以降は、「為永連」の合作になっている。
ということは十章までは春水が書いている。
恋人同士の場面ではないためか?会話形式が少なくなります。
徳町の富豪福富屋幸左衛門には息子が2人、兄は幸次郎、弟鳥雅は後妻との子。後妻は本家福富屋万右衛門の娘で、鳥雅は本家の血筋をひく孫にあたる。兄幸次郎とはなかがよくないので、母の取りなしで向島の別荘で若隠居どうぜんの生活をしている。
ところが鳥雅の金遣いのあらさ、お民との関係が両親に知られ、上方の店に預けられ、お民は安房長挟郡の縁者のもとにやられる。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%BA%E6%B0%B8%E6%98%A5%E6%B0%B4
お民が叔母おさよの病気看病、同居の夫婦 寅吉・おくねにネチネチといじめられる。
無念の涙をハラハラ・・・
説明はないけれど、寅吉・おくねは お民の叔母おさよの夫婦養子なのかもしれない。
挿絵の部屋の内部は襖に穴があき、薬を煎じる団扇はボロボロです。
親切にしてくれる おさよ叔母さんの病気も良くならず、お民は涙ポロポロの生活です。
さて、今後どうなるのでしょうか???
そして上方にいってしまった鳥雅は・・・・
今回も、細切れzoomOnlineでした。