蜂谷涼三昧

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以前に蜂谷涼の本を紹介しました。

7月に具合が悪い頃、読書三昧の時だった。

あれから 蜂谷先生の虜w 読み漁ってます。

ただ、早く読みたくて読みたくて、内容がごちゃごちゃになってくるwww

読書感想文を見ながらですw

小樽出身 小樽に住む作者は、北海道にちなむ歴史に登場する人物に思いを馳せて物語を展開する。

黒田清隆 榎本武揚 長州ファイブや薩摩イレブンの一人 江戸・神戸・長崎・小樽を股にかける海鮮問屋

新門辰五郎の子分だった、碧血碑を作った熊吉親分。箱館戦争で散った旧幕府軍たち

歴史を根底に生きている人を描く、庶民や芸妓との関わり

たとえ、史実ではなかったとしても、たくましく生きている。

江戸に関わる寺や墓を調べるのも良いけれど、その場に立って江戸時代はどんなだったのだろうか?と、思う。歴史にまつわる想像や妄想をめぐらされる作品は魅力的でございました。

江戸検12期合格者の会で 今 「江戸のヒロインたち総選挙」を実施中www

今の所 1位葛飾応為 2位中澤琴 3位中野竹子 って感じです。

ヒロインにエントリーした人は、1行で説明を加えています。

たとえば

●葛飾応為(バツイチの女「レンブラント」)
●中澤琴(新徴組女剣士、弱い男は嫌じゃ)
●中野竹子(江戸詰め会津藩士の娘、文武両道の才女。会津婦女隊を結成、新政府軍と戦い戦死)

こんな感じ・・・

ということで 読み終えた、蜂谷涼の本を1行で紹介。

◆夢の浮き橋
(幕末、”おはん”が天満屋の硝子師になるまでを描く。小栗忠順、レオン・ロッシュ 三野村利左衛門などが顧客)

◆蛇女房
(短編の中の一人が繋がっていく、反皮(蛇の皮)の薬を商売とする”きち”、最後森有礼の妻”常”と青い目の娘”安”が姿を消すまで)

◆蛍火
(明治・大正 染み抜屋”つる”の物語。賑やかな長屋の住人の秘密、元会津藩士、元長州藩士の複雑な心の葛藤)

◆落ちてぞ滾つ(たぎつ)
(東雲藩(会津)の娘由津が仇討ちのため函館へ、仇は鷺沢栄之進 東雲藩最後の家老)

◆いとど遥けし(はるけし)
(女隠密として禄をはむ、母娘3代の物語)

◆雁にあらねど
(3部作中 2部に登場する”ナギ”の物語 海鮮問屋”九嶋屋勘右衛門”半生と”ナギ”の関係)

◆ちぎり屋
(小樽で小さな飲み屋「ちぎり屋」を営む ”おもん”の物語)

◆雪えくぼ
(短編の中の一人が次の物語につながる。最後の章ですべての人物が一人につながる)

◆海明け
(ビアホール女給”りう”と大正10年に完成した日本初のコンクリート製概要防波堤建設、国家100年の計画に命をかける、荻原の物語)

おすすめは赤字の3部作

◆落ちてぞ滾つ(たぎつ)
◆いとど遥けし(はるけし)
◆雁にあらねど

順番も間違えずに読まれることをおすすめします。

佐幕派の蜂谷先生は、会津出身者で北海道に移住した人が描かれること多し、

そして、小さな飲み屋(小料理屋)がでてくる、そこの料理がなんだかとっても美味しそう・・・

北海道の幸を思わせながら、美味しそうな私にもできそうだな〜と読み進みました。

3冊だけ リンク貼っておきます。

 

 



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