六阿弥陀参りしてきました。
まずは下調べ
【東都歳時記】より
彼岸
○(春分の初日より3日にあたる日を初日とす)。7日の間所寺院仏事を修し、説法等をなす(この間参詣多し)。俗家にても仏に供養し僧に嚫す(しん)。
○六阿弥陀参り(六体とも行基(ぎょうぎ)菩薩[668-749]の作なり。彼岸中、都鄙(とひ)の詣人道路に密つ。
(都鄙 都と田舎の意)
5番 下谷広小路(天台) 常楽院 田畑へ二十五丁 旧下谷広小路
(調布市西つつじヶ丘4-9-1)4番 田畑(真言) 与楽寺 西ヶ原へ二十丁 北区田端1-25-1 3番 西ヶ原(真言) 無量寺 豊島へ二十五丁 北区西ケ原1-34-8 1番 上豊島村(禅宗) 元木 西福寺 沼田へ十五丁 この間船渡し 北区豊島2-14-1 2番 下沼田(真言) 延命院(恵明寺) 亀戸へ二里半 足立区江北2-4-3 6番 亀戸(禅宗) 常光寺 江東区亀戸4-48-3 宮城村性翁寺弥陀如来の像は、行基菩薩六阿弥陀の末木をもって造りたまふところなり。世俗、木あまりの弥陀という。沼田延命院より三丁、千住町へ通る土手下にあり。六阿弥陀巡礼の輩は必ず当寺へ詣づるなり。
【江戸学辞典】より
六阿弥陀
春秋彼岸はちょうど太陽が真東からあがり真西に沈む春分・秋分にあたるわけで、この日何らかの形で太陽を拝むという民族行事は多い。とくに入り日を拝むことによって西方・極楽浄土へ行けるという信仰がある。(略)太陽のまわる方向に東から南をとおって西の社寺へ参拝するという行事がいくつかの地方にある。7か所参り・六阿弥陀がそれである。春にしろ秋にしろ。ちょうど気候のよくなった自分なので、この彼岸前後に巡拝や巡礼が集中する。江戸においても、この行事がすごぶるさかんで、下谷から亀戸へまわる六阿弥陀のほかに、山の手六阿弥陀・西方六阿弥陀などがあった。
(東都歳時記と同様の寺社の列記)
事前にお寺を回る順番を決めて、距離を測る。
本来はお彼岸にお参りする この蒸し暑い時期に お馬鹿な決断ですwww
【江戸学辞典】にあるように「太陽のまわる方向に東から南をとおって西の社寺へ参拝する」ということで、表の順番でお参りしました。今回の目的は江戸人と同じように歩くことw
地図上の計算では20.5kmです。迷ったり 間違えたり
ちょっと全部歩きは無理かも・・・
最後 延命院(恵明寺)から 亀戸常光寺は電車にするかな~ 位の考えで出発しました。
まあ、日本語通じるし いざとなれば、カードもってればタクシー乗れるし・・・
この程度の計画で出発しました。
つづく・・・