江戸の食文化2冊 読了

book01『江戸の女たちのグルメ事情

—絵図と川柳にみる食文化—』

渡辺信一郎 著 TOTO出版

川柳を通して江戸の女たちの生活を解説してくれる。

「守貞漫稿」をはじめとする、資料・絵図が随所で見られる。

川柳は引用・出展を明らかにするのが鉄則だそうです。なるぼど、江戸のどの時代の世相であるかを知り、理解する。川柳を時代の資料とし尊重する意味がわかりました。

第一項 女たちの炊飯事情

*上水道・井戸・竈(へっつい)江戸の台所の様

第二項 バラエティの富む食生活

*本題の食生活 食物だけでなく、まつわる様々事情

第三項 二七にして月水至り七七に絶ゆ

*14歳で初潮、49歳で閉経 生理の話

第四項 ししもお糞も惣雪隠

*江戸下町のトイレ事情

日常生活だから当然出てくる 女性の生理の話トイレ事情 性的な話題もちょくちょく登場 庶民の生活を知る足がかりになる1冊

「京の立小便」にはびっくり
京都の辻々には 小便担桶(たご)が置かれ女たちはそれに後ろ向きに中腰になり着物を少し撒くって平気で小便をしたそうな


『江戸の食生活』

原田信男 著

岩波書店

食生活ももちろんだけれど、そこにある背景 経済事情 幕府情勢等々
総合的考慮のもとに、書かれています。
これって 江戸検の今年のテキストになっても良いのでは???と思います。
前記に比べると チョッと気合がないと読めませんwww



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