蔦重と歌麿
歌麿は吉原で花魁の絵を描く 50枚の浮世絵を描けば100両の蔦重の借金返済となる
吉原も、倹約令のせいで不景気に
親父様たちの顔も晴れない
女郎絵を描きながらも、別の顔を持つ女郎に目が向く歌麿
自分の描きたい絵は単なる女郎絵ではない、一人一人の女の姿を描きたいと思う歌麿
蔦重は吉原の活気を取り戻したいと願う
歌麿はこの揃い物の女郎絵を書き上げたら蔦重との仕事は終わりにする事を思う
鱗形屋の長男が黄表紙「金々先生栄花夢」の板木を譲ると蔦重に行ってきた、蔦重にとってはありがたいことで 再販できると喜ぶ 話のついでに、西村屋に養子に行った弟・万次郎が歌麿と仕事をするという
蔦重は歌麿のところへ行き、話を聞くともう、蔦重とは仕事をしたくないと言う 蔦重にとっては寝耳に水
蔦重は本屋として営業を第一に考えていたし、歌麿は自分の絵を描きたかった 西村屋は歌麿のやりたい面白そうな企画を出してくれている
蔦重、その辺り全然理解していない
歌麿の恋心を理解していない蔦重
蔦重「何でもするから考え直して欲しい」
歌麿「「蔦屋をくれ」
蔦重「できねえよ、おていさんも、子も生まれるし」
歌麿「何でもって言ったくせに、蔦重はいつもそうなんだよ、お前のためお前のためと言いながら、俺の欲しいものは何一つくれねえんだ」
歌麿は恋心を描いたと言う 蔦重は本当に唐変木
蔦重の手紙
「20年、俺についてきてくれてありがとな。体はでぇじにしろよ。お前は江戸っ子の自慢。当代一の絵師何だから」
ていが産気ずく 産み月にはまだ足りない 産婆は産むしかないと言う
ハッキリと どうなったか?告げられなかったけれど 蔦重の髭ずら 泣き腫らした赤い目できっと・・・でしょうな
越中守・松平定信
江戸城内では、老中松平定信は相変わらず 張り切っています
11代将軍家斉に、そろそろ 越中守に頼らずに政をしたいが、自身がない 定信が将軍補佐を外れても将軍補佐のように指図を出す仕組みはないものか?と問われ
定信は尾張徳川宗睦に相談 大老に就く事を考える
大老は井伊・酒井・土井・堀田の4家からしか出さないというしきたりはある 定信は大老に就くことはできないが、オロシャの件をうまく裁くことができれば、大老にすることもできるかもしれないと 尾張・宗睦に言われる。
家康公 東照大権現様 の眠る方角に手をあわせる 定信
一橋邸 治済は能面を並べる 蝉の声
定信はオランダと清国以外の国交・通商は行えないという 公式回答をまとめ オロシャのラクスマンへ送る。唯一異国との通商が行われていた長崎への入場許可証である信牌(しんぱい)を添える。ラクスマンは国王に信牌を見せるために帰国した
見事な捌きを見せた 定信
さあ これからだと 家康公の眠る方角に手をあわせる 定信
力強く 家斉の前に出発する定信
家斉と将軍補佐と老中兼任が負担になり、この二つの職を辞し、大老になるという密約を交わしていた定信
治済はきょとんとした顔をした これって定信失脚劇には関わっていなかったの?
家斉「そなたの願いを聞き届け、将軍補佐及び老中の職を解く 越中守 これよりは政にかかわらず、ゆるりと休むが良い」
尾張・徳川宗睦以外は全員笑って 定信を見る
家斉 治済 本多忠壽にまんまと 騙され 排除されたのでありました。
布団部屋で声を殺して 泣く 定信
あーーーーーーーーー!
読売で 定信の失脚が封じられると 江戸市中は大喜び
読売を求める治済 またもや市中にいるのでありました
本屋としてどう売るか?に特化している蔦重 芸術家として女性を描くことを望む歌麿 二人の思いは交わらない 歌麿の気持ちに気がつかない蔦重
自分のなすべきことを忠実に突き進んだ越中守・定信 彼もまた、周りの想いに気が付かず独走してしまった
高岳 失脚した定信 例の手袋を前に何をする?
福笑いの凧を背負う 十返舎一九 さてさて次回は〜



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