打ちこわしと新之助
天明7年5月 深川・赤坂で打ちこわし 全国的規模で発生する
蔦重は新之助の思いを止めるのは不可能と思い、平和的な打ちこわしを提案 江戸時代最大規模の統制の取れた打ちこわしが始まる
売り惜しみをした米屋・田沼派大名・旗本の御用商人が狙われた
米屋を打ち壊すだけ、人を傷つけず、盗みをしない 米も盗まないため道にばら撒かれたり、川に捨てられたりした
「誠に丁寧、礼儀正しく狼藉」と表現した武家による記録も残る

城内 武士たちは騒ぎを聞いて 「祭りか?」と呑気 田沼意次は事態を重くみていた。
老中の集まる席の末席に田沼意次がいたけれど、これってあり???
最初は統制が取れていたけれど、打ちこわしが進むにつれ、我も我もと参加する民衆 次第に統制は崩れる 丈右衛門だった男が盗みを挑発 民衆を煽る
打ちこわしで死者が出たとの報告
打ちこわし側と打ちこわされる側 そして同心にも出たとの事
田沼派の集まりで、やっとことの重大さに気付かされれる 武士たち
田沼は田沼派の御用商人が打ちこわしにあっている事を鑑み、預けている米を出せば、後世名が残ると説得
田沼は、御先手組の出動を要請
蔦重が田沼屋敷へ
石つぶての男(丈右衛門だった男)が奉行所前で「犬を食え」と武士が言ったと打ちこわしを煽ったこと。その男が源内先生の屋敷に出入りしていた事を意次に報告
米が出せないのであれば、金を出すことはできないか?その金で決まった量の米を買うことができれば、米を手配する時は稼げると提案 お上もちゃんと考えてくれていると市中の人々は思うはず
意次は同意し、金を配る触れを出して欲しいと頼まれる
蔦重は打ちこわしの最中に「お救い銀」が出るという触れを出さなければならない、以前のお救い米の触れを出しても出なかったので 民が聞いてくれるような工夫が必要と考え、そのための策を練る
富本斎宮太夫を招き お救い銀が出ることを語りながら練り歩き 触れをまく 吉原の次郎兵衛兄さんもハリキッて登場
蔦重の秘策 斎宮太夫の起用は大成功 語りながら触れを撒く行列に人々はついて行く
「お救い銀が出るってさ 三匁二分で米一升 声は天に届いた 」
「銀がふる 銀がふる 銀がふる 銀がふる」
【べらぼうナビ🔍富本斎宮太夫(とみもといつきだゆう)】
「べらぼう」で寛一郎さんが演じた富本豊前太夫の父である、富本節創始者・富本豊前掾の弟子。豊前太夫は富本節を全盛に導きましたが、斎宮太夫が彼の後見としてそれに大いに寄与しました。
富本斎宮太夫は 豊前太夫の兄弟弟子 豊前太夫の後見でありました
蔦重が行列の中 踊りながら進む姿 映画【国宝】の舞が出ちゃってる気がした


新之助は必死に「盗むな」と必死に訴えるも、煽られた民衆は止まらない 煽っているのは上右衛門だった男
富本斎宮太夫の行列で人々が「お救い金」の触れを見ているところを、苦々しい顔でいる丈右衛門だった男 ついに蔦重を狙い 刃物を向ける
あわやと思うところに新之助が現れ、蔦重の身代わりに刺される
丈右衛門だった男は 弓でいられる これ、治済の手下が丈右衛門とのつながりを断つためにと思いきや違ったのでありました 御先手組弓頭・長谷川平蔵登場 平蔵が弓を射った なんともコミカルな平蔵 違うだろ〜丈右衛門だった男は捕獲して、誰の命令か問いたかった

新之助の傷はそれほどでもなさそうでしたが、どうも刃先に毒が塗られていたのか?新之助は息絶える
「蔦重を守れてよかった 俺は世を明るくする男を守るために、生まれてきた」
いや〜 びっくり 新之助と丈右衛門だった男が亡くなっちゃいました
松平定信老中首座
白岡小峰城
松平定信の元へ服部半蔵・家老(有吉)が現れ 打ちこわしが終わったことを告げる
田沼一派は自らの米を差し出していると「どこまで粘りおるのか足軽上がりが・・・」
有吉って必要??? 城内を走る姿 違和感あり 話題作りだろうな〜
大奥 高岳と大崎対面
大崎の元に箱が送られてきた 箱には10代家治の嫡男・家基に 高岳が送った鷹狩りの手袋が入っていた(考察当たってました)
この手袋は白眉毛・松平武元のところから行方不明になっていた手袋
大崎は手袋を調べてみましょうか?と・・・高岳は大崎の計略を思い知る ついには松平定信の老中登用を認める
(どうしても高岳の画像入れたくて、前の画像です)

治済と松平定信の対面
大奥が反対を取り下げたので老中になって良いぞと告げると、定信は謹んでお断りすると、若輩者で故軽んじられるであろう 政をなす力はない しかし老中首座ならは引き受けるという
治済はそれはさすがに無理かと思うが、田安の家を上様に献上する気はあるかと? 答えを出すところまでは描かれなかったが、老中首座になったところを見ると受け入れたのであろう 治済の子供が田安を継ぐことになる
歌麿と蔦重
歌麿は蔦重に絵を見せにくる
草木花虫の絵 「これが俺ならではの絵」と言う
後に 狂歌絵本『画本虫撰』天明8年 耕書堂刊 になる
歌麿が母の幻影に苦しまされている時に蔦重は救いの手を差し伸べ、今度は歌麿が新の死に苦しむ蔦重を救う
「新さんって、どんな顔して死んだ?いい顔しちゃいなかった?」
「いい顔だったよ 今までで一番いい顔で 男まえで お前に写してもらいたかった」
今回はオリジナル色が強く、御涙頂戴的な感触
有吉を含め なぜお笑い芸人を使いたいのか?わからない
富本斎宮太夫を起用しての お触れを知らせる行動はオリジナルなんだろうけれど、すごい発想でした まさに演太女(エンタメ)
定信は老中首座になったことで、完全に後ろ盾を失い 田沼は失脚です NHKのSNSでいつも自分が望ところを動画にしてくれるのですが、今回は大崎と高岳の場面 動画にして欲しかった 大奥が定信の老中登用を認める つまり田沼失脚 これって重要な場面ではないかしらん
寛政の改革が始まります
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