べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」30回『人まね歌麿』 時が来た

松平定信 幕政進出

『江戸生艶気樺焼』を手に取る松平定信 仇屋艶二郎 「仇屋」と田沼を連想

一橋治済から定信に御公義に関わる気はないか?との文

一橋邸で定信は政に関わるには家格が足りない 養母の宝蓮院の体調も思わしくないと返答 宝連院が倒れると、今は明屋敷となっている田安家もどうなるかわからない 治済は息子家斉が将軍となった暁には必ず田安家を復活させることを約束する

治済
「奥羽の白河藩は飢饉の見事な差配 江戸は流人の始末もできぬ有様」
「田沼がようないのよ〜〜〜」
「これぞ徳川の御正道と言われるような 血筋、才気ともに成し得るのはそなたしかおらん」
定信
「田沼を追い落として見せましょう」

宝連院は大奥高岳を通じ田安家の取り潰しと引き換えに白川松平家の家格をあげてほしいと田沼意次に求めていた 田沼は定信に、白河藩に強く養子に出した後ろめたさもあるのか?田安の10万石をお金蔵に入れるとあらば、飲む値打ちがある 家格を上げること承諾
治済が家斉が将軍になった時には必ず田安家を復活させるとの約束を知らない意次

松平定信は、溜間詰をゲット!
溜間詰(幕府の最高顧問として将軍からの諮問に答える 老中に意見することができる)

溜間で定信は、田沼意次らを質問ぜめ 今までは田沼に逆らうものはいなかった
田沼派と黒ごまむすびの会(反田沼派)の派閥争い
「大名への拝借金を行わず、なぜ蝦夷地に金を使う」

黒ごまむすびの会(定信が質素な黒ごまむすびを弁当にしたことから始まった会)は大奥に足がかりを持った方が良い 定信は知保の方を訪れて「田沼を追い落とすため何卒お力添えを」と・・・大崎って必要だからいるんだよね
正気を失っていた知保の方 俄然元気になって、将軍家治と将棋を指す仲になる 

知保の方 将棋を指しながら 定信が家基に似ていないか??? これって〜〜〜っ家治大丈夫か???

 

人まね歌麿

天明6年 『江戸生艶気樺焼』大ヒット

入金一分で重政先生の絵に人気狂歌師(四方赤良 朱楽菅江ら)と並んで自分の狂歌が載せられる 蔦重はそんな狂歌絵本を売り出すことを考える

重政が描く狂歌絵本→ 『絵本吾妻抉アズマラカラゲ』
歌麿が描く狂歌絵本→ 『絵本江戸爵エドスズメ』(歌麿が重政風に描く)

人まね歌麿の噂が広まることを知る蔦重 

今後は歌麿時自分の絵を描くように進める 枕絵を進めるが、母とヤスの影がまとわりつき 自分の絵を描くことができない歌麿 なぜ蔦重は枕絵を勧めたのか?過去と向き合う(子供の頃から躰を売る商売をしてきた)自分の絵を描くには乗り越えなければならないと思ったのか???

鳥山石燕先生登場

歌麿の隅で塗りつぶされた絵を見て「妖(アヤカシ)が塗り込められている。そやつらはここから出してくれとうめいておる。三つ目、なぜ、かように迷う・見える奴は描かなきゃ、それは誰にも見えぬまま消えてしまうだろう その目にしか見えぬものを現してやるのは絵師に生まれ付いたものの務めじゃ」

鶴太郎・石燕先生 迫力ある説得

しか〜し 石燕先生の元で、教えを乞うと、なんともほんわかした感じ 「それくらいでちょうどいいのさ」歌麿は自然に庭の牡丹を描き始める
ホーホケキョ

貸金会所令

幕府の財政逼迫により公儀から大名への貸付である拝借金が行えなくなったことの代案である「貸金会所令」を布告した

全国の寺社や百姓、町人たちから、その規模や石高、家屋敷の間口の広さに応じて決まった額を納め、幕府が儲けた貸金会所に納める それを大名たちに貸し付ける制度 集めた金は一定の利子をつけて金を出した者たちに返納することとし、公儀の御金蔵にも利息の一部が収められる

蔦重の 入銀を募って狂歌本を出すことにヒントを得た 意次
得意げに話をしていた三浦は黄表紙ファン?

町人たちは5年後に帰ってくる保証のない金よりも 飢饉で今生活が苦しい
大名たちは、こんなことをすれば一揆が起きる 何故、我々が取り立てた金を御公儀に納めて借りなければならないのか

田沼に不満が募る 田沼ふざけんじゃねえ

貸金会所令を調べてたら、田沼は失敗するんだけれど定信が再度やろうとしていた 
定信君〜

一橋治済の舞

雨の中 治済が舞う 

傀儡が現れる

一瞬映る 雨ふる橋 広重の名所江戸百景 大はしあたけの夕立 かと思いきや あたけの夕立は安政3年の作品
日本橋なのかしらん すぐに耕書堂が写るから日本橋なのでしょう

治済が願うように舞う

緊急速報「利根川が決壊」天明6年7月

  

今後 田沼の地位がだんだんと怪しくなってきた
 田沼の重商主義政策が定信によって重農・緊縮政策となって行くんだ〜 現代では田沼の政が良い線行ってることはわかるんだけれど、当時はなあああ

史実は歌麿 初めから石燕先生の弟子 
明和の大火で拾われた歌麿という設定 年齢差三つなのに、一回りくらい小さな子役だった 母とヤスの幻影に悩まされる歌麿は”べらぼう”のオリジナル
この幻影に打ち勝って、歌麿は歌麿になって行くのだろう 

知保の方経由で白天狗の傀儡になるの???

来週 家治様どうなる? ケン・渡辺 意次は???

おまけの画像

みんな大好き 新之助とふく



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