三人の女 蔦重の母・つよ 蔦重の妻・てい もう一人は誰???
ドラマに出てくるのは、誰袖しかいないけれど もう一人の女は一体誰なのだろうか?
今回は高騰する米を中心に描かれました
蔦重耕書堂 母つよ 登場
天明3年秋に 日本橋に店を構えた蔦重
立派に八人もの奉公人を抱えていた、ていは米の高騰により、あと1俵しか米がないという
奉公人に加え、客にも食事を提供していた
そんな中に 母つよの姿を見つける
つよは下総で髪結をして働いていたが、不作の影響で江戸で大店を構えた蔦重を頼ってきたらしい 下総はもろに浅間山の噴火の影響を受けたのだろう
つよに対して、蔦重は結構キツく当たる 草遊さんが男母親には絶対の愛情と信頼を持っていると つよが、どのように蔦重を捨てることになったのは描かれていなかったけれど、この場面での蔦重の母つよに対する言動も 女性脚本家ならではの描写か?
史実では日本橋に店を構えた時に両親を呼び寄せている
つよは、無料で髪結をしている間に、本の紹介をして売り上げに貢献しようとしていた 確かに地方から出てきている人々には有効な手段だっただろう
つよは地方出身者を見分けて呼び込む才もあったのだろうなあ

つよと蔦重の緊縛の場面にいつも ていは 絶妙なタイミングでやんわりと割入ってくる
歳旦狂歌集
駿河屋の旦那様に馴染みの札差を紹介してもらう 人気狂歌師大田南畝と席を設ける
札差は 南畝先生の扇なんぞをもらって良い気分(札差 林家たい平でした)
米を安く買わせて欲しいと頼むと「一昨年の米ならもっと安くできると」

この件 一昨年の米 って 現代の備蓄米を連想させる 米価高騰もまさに今同じことが起こっている やるな〜NHK
南畝先生と蔦重は 米の値下げのために何かできないか?と相談
「正月だ めでてえ と歌を詠んで 本当にめでてえ正月にしちまおう」俺たちには米一粒も作れないが 天に向かって言霊を投げてやろうと
「歳旦狂歌集」を作ることを決める
秋に日本橋に耕書堂を開店 それからしばらくしてから 「歳旦狂歌集」を作ることになり、ギリギリの制作期間だったと思われます
無事に出版できるまで漕ぎ着けた様子
蔦重とてい
髪結の間 本の紹介をする蔦重を見て ていは「品の系図」を作れば、奉公人たちも蔦重のように本の売り込みのために本の作者・絵師 内容の由来などを説明できる様になると
「品の系図」を作ることを提案
ていは 歌麿に 「品の系図」のアドバイスをもらう さすが絵師だと思う
ていは 「品の系図」を仕上げ 書き置きを残して出ていってしまう
NHK3か月にわたって 品の系図を作成したそうな 凄い!

あくまでビジネスパートナーとしての二人
出家すると言っていたてい 後を追う蔦重 同じ部屋が嫌なら自分は客間に寝るという
蔦重が思うことと、ていが考えることが違っていた
ていは自分は母つよの様に、客あしらいも出来ず、歌麿や集まる人々のような才を持ち合わせていない
てい「江戸一の利き者の妻は私ではつとまらない 私は石頭のつまらぬ女 」
蔦重「本に対して同じ思いで、辛さを味わってきた人 一緒に生きてえ 俺が俺のためだけに目利きしたたった一人の女房でさ」
蔦重は真心からていのことを考えてくれることが伝わったのだろう
歌麿の架空の弟子 千代女 (史実では千代女は歌麿の門人 妻とも言われる)
三人目の女は 千代女???つまり女性になりたかった歌麿か?
歌麿が泣いているのは、本当に蔦重の幸せを思ったからか(謎)
江戸城内
浅間山噴火に伴い冷夏による米の高騰 城内では勘定奉行松本秀持により米不作の報告を受けていた
大阪堂島では米の値が釣り上がり、江戸市中でも前年の2倍の値となっていた
老中たちはさほどの緊迫感なし、来年豊作になれば良いんじゃない?って感じ 意次は、商人に値を下げよとの指示を出す その間になんとか対策を練ろうとする
市中では落首(世の中の出来事や政治を風刺して、匿名で詠まれた詩歌)が大流行り
「この上は なほたぬまるる 度毎に めった取り込む とのも家来も」
「田に沼を 帰る手妻で六合の 米を得させて 消ゆる百文」
まあ よく出来てるわ
いつもなら 落首など笑って済ます 田沼意次 今回ばかりは三浦も意知も叱られる。
吉原内で 松浦家家老・松前廣年が誰袖が花雲助に夢中であるとの噂を聞く そして花雲助が松前廣年の前を通る 意知と廣年って顔見知りだっけ???まだ会っていないよね
花雲助は、若年寄になることもあるし、とにかく米の値段が下がるまでは 登楼できないと言う 花魁・誰袖と会うのはこれがラストなのだろうか?
東作たちは蝦夷に入り画策中 湊源左衛門が出てきました 善作という人も・・・この蝦夷関連の場面 チョッピリだけど 伏線なのだろう
何やら とってもきな臭くなってきました
紀州徳川治貞登場 「足軽上がりが、かような世を作り出した責をどう負うつもりだ」
意次「必ずや米の値を下げる策を出しますゆえ どうかしばし しばし!」と頭を下げる
意知は蔦重を尋ね、米の値を下げるにはそなたならどうする?と尋ねる
地本問屋内にも株仲間があり、そこに認めてもらえないと市中に本を売れなかった 当時は株仲間なんてブッ潰れりゃ良いと思っていたと話す
意次ら老中は 紀州徳川治貞に米高騰の策を 米に関わる株仲間を一時廃してはどうかと提案する まさに蔦重が地本問屋仲間があったゆえに 本を流通させることができなかったことにヒントを得たわけであります
これ果たしてうまくいくのだろうか? まあその辺りは続編を見てから
江戸城内 大廊下 意次と意知がとりあえずの策で乗り切ったところ
佐野政言が田沼親子を見かける
そして松前廣年が 田沼親子を目撃 えっ?意知って花雲助か?ここで松前廣年が花雲助の正体を知ってしまうううう 不穏なバック音
その場面を 松前藩主・松前道廣がしっかり見ている そして最後まで佐野政言は意知を見つめる
緊迫の場面でございました
ラスト 一橋治済が「話とはなんじゃ?」
治済にひれ伏しているのは 一体誰???
松前の二人??? 佐野政言関連???
楽しみ楽しみ〜
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