「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺」4回 『雛形若菜』の甘い罠

女郎屋手引き茶屋の親父さまたちが集まる会で、女郎の錦絵を作ることを持ちかけられる。費用は親父たちは工面すると言うので引き受けるが、女郎達に非難される。
費用は女郎達に入銀させることで賄われる話となっていた。これじゃ女郎達も怒るわけであります
蔦重は考え、源内に知恵を求めるが、瀬川菊之丞の路考髷、路考結び から発想して、呉服屋との提携を考え出す

蔦重は呉服屋と交渉しても、引き受けてもらえず そんな折に錦絵で有名な西村屋から声がかかり、呉服屋も西村屋が入ると入銀してくれるようになった。(苦虫顔の駿河屋主人)
西村屋から当時美人画を得意とする、磯田湖龍斉に書いてもらえるようになった。

無事、『雛形若菜』完成。親父達がお披露目の席を設ける 呉服屋 西村屋 そしてなぜか鱗形屋 鶴屋が参加
版元から錦絵を出版するには次本問屋で認められた者でなければ出版できないと言う
西村屋が出版するには問題ないと・・・

駿河屋主人に「吉原のため」と言われ 親父達にも「お前が身を引けば丸くおさまる」と

ふざけんじゃねえ〜 怒りの蔦重 全部自分が考えて走って完成させたのに・・・

西村屋と鱗形屋は密かに祝杯をあげる「しめしめ」
西村屋を西村まさ彦が演じる洒落
鱗形屋 愛之助 悪人を演じる二人 似合ってます
鱗形屋は蔦重ごと吉原を抱え込みたいと、鋭い眼光でつぶやく

(鱗形屋はいずれ蔦重に版元を譲ることになるのを、私は知っている)

蔦重はまんまと、鱗形やに騙されたのでありました。

雛形若菜初模様

長期にわたって、しかも総計百点以上を数えるこの連作が可能であったのは、それを後押しする吉原側の意向があったからであろうし、また、郭外の版元との間に立ってそれを企画し、差配する郭内の協力者が存在したからでもあろう。鱗形屋版吉原細見の改を業とし、安永四年秋からは自販の吉原細見を刊行し始める蔦重がその協力者であったと考えないわけにはいかない
鈴木俊幸 『蔦屋重三郎』p.44

蔦重の錦絵出版はもっと後の方になる 雛形若菜初模様は安永4.5年から天明元年まで百点
百五十点を越した。西村屋の「永寿堂」と「耕書堂」の印が早期の物にあったとのこと
鈴木俊幸 『蔦屋重三郎』p.42

文章をドラマにすると、これまで分かりやすくなるのか???
脚本家すごいワ

蔦屋の印があるのはわずか 印あります

田安家当主 治察の急死により、田安家存続のため賢丸は白河家養子を断る決意 眉毛の老中松平武元に田安家にとどまれるよう頼む

松平武元は、当時大奥の権力を握る高岳に協力を依頼 珍しい翡翠の香炉なんぞをプレゼント 高岳 ニコリともせずに受け取ったもよう

将軍家治も、治察に何かあった場合は、賢丸を呼び戻すとの約束だったので、田沼に賢丸を田安に戻すよう田沼に命じる

大奥 上様からの命で田沼は今回は仕方ないと考えるが、平賀源内と共謀して吉宗の文書を偽造 平賀源内ってすごいな これやりそうだもの

蔦重が訪ねてきた時に、慌てて新之介が書物道具を片付ける 文書偽造がバレないようにか? 解体新書なんぞを持ち出して ことなきを得ず 
解体新書の挿絵 秋田藩の絵師 小田野直武 これ江戸検で覚えたよな〜

田沼が田安家をおとり潰しにしたかったのは、ただただ、御三卿の財政的負担を減らしたかっただけなのか? もう少し勉強しまっす
吉宗を崇拝する賢丸は、田沼の謀とも知らず、白河松平家に養子に出ることになる

そりゃ 田沼を恨むよな 
「なぜ 足軽あがりにこれほど・・・」と怒りをあらわにする 心君

偽造文書作成場面で、さらっと試し書きする源内 描いた感じも様になっていました

蔦重と両国を歩きながら、路考を思い出し、憂い顔
『放屁論』山金堂出版(山崎金兵衛)地本問屋 鈴木晴信の絵本を多く出版
両国の水茶屋、芝居小屋などの再現よかったです 茶屋で源内と田沼意知の秘密の逢瀬

脚本家凄いと思うのでありました


ひょんなことから、唐丸に絵の才能があることがわかる、来週は唐丸が絡む
唐丸はのちの歌麿かなあ・・・写楽じゃないよね

平秩東作も登場

吉原自体の話はなくHな場面もなし、幕府内と舞台は吉原でも地本問屋 出版の話
はて オープニングクレジットで 朋誠堂喜三二があったけれど、一体どこで登場したのか???

来週 楽しみ楽しみ



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