海老茶筅髷の光氏(海老ちゃせんまげの光うじ)

日比谷図書文化館で講座の日

事務所に新しい大きい印刷機が入ったそうで、
布に印刷してある きれいだわ〜

江戸のメディアミックスがテーマ

今日の講座のメインは何と言っても、【海老茶筅髷】
インパクト強すぎ〜www

源氏絵に出てくる光氏が海老茶筅髷を結ってる。
【源氏絵】とは、『偐紫田舎源氏』の挿絵から発展して、主人公足利光氏を中心に描いた錦絵。

「偐紫田舎源氏」は、柳亭種彦の未完の長編合巻。挿絵は歌川国貞。
『源氏物語』が下敷き、水野忠邦の天保の改が始まると、「将軍家の大奥の内情を書いた」「光氏は徳川家斉がモデル」などの噂から絶版と種彦の断筆が命ぜらた。

偐紫田舎源氏の作者・柳亭種彦、いつか調べようと思っていたが、この講座で教えてもらえるとは、ありがたい。種彦の本名 高屋彦四郎知久 つまり山Pと一緒www
天保の改革を経て、幕末になると、光氏は、「偐紫田舎源氏」を飛び出し、勝手にいろんな場面に登場して現地レポーターのようになってくる。面白い、海老茶筅髷の光氏

歌川房種「今様源氏 紀伊和歌ノ浦風景」

海老茶筅髷

【光氏のトレードマーク】海老茶筅髷
髷の先が2つに割れている、海老のように見える

海老茶筅髷を結っていたら 光氏ということになる。

紀伊和歌ノ浦は江戸庶民には遠い 馴染みのない場所
豪華な光氏を和歌ノ浦に登場させて、こんなところよ〜と紹介している風に見える。

光氏は最初は柳亭種彦原作の「偐紫田舎源氏」の中で活躍していたけれど、幕末以降、浮世絵で色んな所い出没して、現地のレポーターの様になっていく。

今日はここまで 続く〜〜〜(かも)

日比谷公園の紅葉〜



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