秀山祭九月大歌舞伎 昼の部 歌舞伎座

9/218(土)秀山祭九月大歌舞伎 昼の部に行ってきました。
『歌舞伎サロン』というグループに参加させていただくことになりました。 先日九月歌舞伎の講座があり、歌舞伎座で本日実践、歌舞伎を見てまいりました。

1.幡随長兵衛「公平法問謡」 ご存知幡随院長兵衛のお話。劇中劇「公平法問謡」から始まり、途中長兵衛(幸四郎)と水野十郎左衛門(松緑)の家臣との、いさかいが始まる。後日、水野から呼び出しがあり、子分たちの反対を押し切り、水野邸に出向く。水野邸で酒をこぼされ、着物が濡れ、風呂に入るよう促されて 丸腰になったところを切られる。長兵衛の子分らが、早桶で迎えに来る。 長兵衛 幸四郎は初演のようです。
劇中劇「公平法問謡」いさかいが起きると、劇が止まり役者がいさかいの行方をハラハラしながら見守る。それが滑稽に演じられ、坂田の古典的出で立ちが際立っていました。 水野邸のお風呂は、白木造で豪華、罠と知りつつ、殺される事を覚悟の上の、粋な幡随院長兵衛 水野邸に行かない選択もあるのに、子分たちのことを考えて、わかっていて罠にはまる。早桶を用意させるのは覚悟の上。さすが江戸の伊達男!

2.お祭り 山王祭のなか 粋な鳶頭梅吉と芸者お駒・お萬が華やかに踊る 舞踊歌舞伎。 掛け声に対して「待っていたとは、ありがてえ」と答えるところから始まります。

3.三世 百回忌追善狂言 伊賀越道中双六 沼津 沼津の街道で商人の十兵衛(吉右衛門)と雲助の平作(歌六)が出会うところから始まる。 歌六の荷物を担ぐ、見事な滑稽さ、客席におりて描かれます。残念ながら3F席、声だけでよく見えない・・・ 平作の娘お米を見初めた十兵衛、平作のボロ屋に泊まることになる。 お米が十兵衛の妙薬の入った印籠を夫のために盗もうとする。 沼津は「伊賀越の仇討ち」の脇筋のお話。 十兵衛は平作の息子とわかり、お米とは兄妹。 お米の夫の父と十兵衛と同じ家中のものが 仇同士 平作の息子と娘が仇同士になってしまうことから、平作が自害・・・

この辺りの細かい心情の機微を演じるわけですが、難しい人間関係をちゃんとわかって見ないと駄目ですな〜
「筋書き」をあとから読んでやっと、理解できました。
初心者ゆえ、勉強が足りなかった。
「筋書き」は見る前に読むものダワ

そして「筋書き」読み応えあり。 歌舞伎の話はもちろん、コラムとしてもいろんな記事があるある。
初演 松本幸四郎の幡随院長兵衛 子役の長松として出演していた時、父(現白鸚)の演じる長兵衛を殺す水野が憎くて、水野役の先輩を睨みつけていたと・・・筋書き内記事にありました。

見る回数を重ねたら、わかるようになるのでしょうか???
楽しんで見ることができるようになりたい・・・・

浅草神社の本殿前の手水舎は 初代吉右衛門が寄進
去年夏 浅草・歌舞伎街歩きガイドで勉強したところ デス。

昭和三十四年五月吉日
初代中村吉右衛門夫妻(波野千代)
娘婿の八代目松本幸四郎(のちの初代松本白鸚)
八代目の長男・六代目市川染五郎(九代目松本幸四郎 現二代目松本白鸚)
次男で祖父の養子になった初代中村萬之助(二代目中村吉右衛門襲名)



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