今月の月イチ歌舞伎
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」行ってきました。
有吉佐和子原作
幕末の開港間もない横浜にある遊廓「岩亀楼」。病床にあった花魁の亀遊は恋仲の通訳・藤吉の励ましで快方に向かう。
ある日、薬問屋の大種屋に伴われ岩亀楼に来たアメリカ人イルウスが、大種屋の相手である亀遊を身請したいと言い出す。その交渉を通訳する藤吉は苦悩するが、結局イルウスが亀遊を身請することになる。しかし身請されることにより藤吉との恋が成就しないこと知った亀遊は自殺してしまった。
尊王攘夷派と開国派とが激しく争っていた当時、亀遊の死は異人に買われる事を嫌ったためと瓦版に書かれ、もてはやされた。読み書きできない亀遊の「露をだにいとふ倭(やまと)の女郎花(おみなえし)ふるあめりかに袖はぬらさじ」という辞世まで捏造される。「攘夷女郎」のいた岩亀楼はその話を聞きつけた客で賑わい、亀遊の幼馴染みである芸者のお園は亀遊の自殺の真相を知りながらも「攘夷のヒロイン」の話を客に語る事になり、その話も次第に脚色が重ねられることになる。
wiki より
玉三郎が芸者お園の訳 ハスッパな飲ん兵衛芸者の役をどのように演じるのか???興味津々
原作にかなり忠実に描かれています。
シネマ歌舞伎特有の見せ所のアップ ドウランの化粧 汗をかいているのに化粧ぐずれ全くしていない。
美しい 玉三郎の一人舞台と言っての良いくらいでした。
亀遊は七之助 これまた仕草がなんとも言えないしなやかさ
アップになるとやはり、足元(足先まで白塗り)は男性なのかな〜と感じるwww
お二人とも美しい 平性19年の作品 およそ10年前
昨年の11月の上演を見逃して約1年待っていました。
酔っ払って足腰たたないお園
芸者衆と一緒に三味線で唄う、この場面 お見事
唐人口の遊女たちの面白おかしい出で立ち 立ち居ふるまい
攘夷武士たちも出てくるけれど おまけといった感じ
勘三郎の岩亀楼店主も楽しい
美しい品のある芸だけの玉三郎じゃない さすがだ〜〜〜〜〜!!!
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併録「華岡青洲の妻」もついてます。コレ必見ザマす