月一歌舞伎『刺青奇偶』
葛西聖司 (古典芸能解説者)による解説付き 行っていました。
戦前戦後を通じて小説、戯曲で数多くの名作を残し、股旅物の創始者としても名高い長谷川伸の代表作。
2008年4月歌舞伎座にて、半太郎に勘三郎、お仲に玉三郎、そして鮫の政五郎に仁左衛門という豪華配役で上演。1999年に同じ顔合わせで上演されて以来、実に9年ぶりの再共演が大きな話題となった本作品が、シネマ歌舞伎として登場します。
博打を止められない悲しい男の業や、夫婦の情愛が巧みに描かれた心に染み入る名舞台を大スクリーンでお楽しみください。
10年前の作品
長谷川伸の生涯からの解説、場面毎の見所や背景等々わかりやすい解説でした。
お仲の後ろ姿、濡れている姿、綺麗な衣装ではない、ハスッパな女を演ずる玉三郎、
いつ、どこから見ても、役を演じている凄味。
半太郎は行徳の岸から、江戸深川を見て、深川がみえるからここにずっといたいという。
岸から杭に肘をかけて深川を思う。この杭の高さ太さはコレでなければならないと・・・
映像を見てフウウムと合点しました。
勘三郎は涙・鼻水・よだれと すべてを放出しての演技
逆に玉三郎は涙一つみせずに、表現する。この二人の対比
長谷川伸の母に対する思い 背景を教えて頂いたのでとっても深く感じることが出来ました。
よいわ〜
さいたま市の補助がある 解説付き月イチ歌舞伎でした。
お隣のおばさまと 意気投合w いろいろお話させていただきました。
昭和の作品で、私の見たい古典ではなかったけれど、これもいつか古典として扱われることになるのでしょう。
もっと、もっと、見たい。