古文書塾てらこや 特別講座「浮世絵を読む」第3回

古文書塾てらこや 特別講座「浮世絵を読む」第3回 藤沢茜先生

行ってきました。

日比谷公園は新緑の緑が眩しいくらい

鎖国の中で江戸時代 海外からの影響を受けた浮世絵がメイン

今日はのっけから 横道

歌舞伎『毛抜』のお話。

今 5月公園歌舞伎座で「團菊祭五月大歌舞伎」「鳴神不動北山桜」をやっている。

【團菊祭】とは毎年5月に九世市川團十郎、五世尾上菊五郎を顕彰するお祭り。

享保2年(1742)正月、大阪佐渡嶋座初演「鳴神不動北山桜」は、この歳の前年大坂に上った團十郎の芝居は不入りで、巻き返しをはかるべく考え出された芝居。お家芸の「鳴神」「不動」に、当京阪で話題となっていた吸い付き石(磁石)を取り入れたことが大当たりした。
磁石を用いた悪事を暴く筋立て
粂寺弾正(クネデラダンジョウ)が毛抜きが踊るのをみて、銀の煙管は動かないのに鉄の小柄が動くことを確認し、磁石のせいであることを見破る。

3代豊国は7代 市川團十郎と幼馴染だったそうです。

市川家の歌舞伎18番の絵を描きました

実際の衣装の役者絵としてでなく、こんな衣装がいいんじゃない?って感じで描かれたようです。

11代團十郎 (切手の人)今の海老蔵のおじいさんが、この絵から衣装を起こして演じる様になったそうです。

なもので この衣装は市川家だけしか着ることができません。

袴のエビみたいな柄は【寿の字海老(ジュノジエビ)】というおめでたい柄

他家では 碁盤柄が用いられました。

「毛抜」が踊るのは、磁石のせい

つまり、鎖国下の当時海外から輸入された 強い磁力を持った磁石ということで

今回のテーマの鎖国の中で海外からのものを浮世絵にとこじつけて・・・www

今日は横道にそれた話題を中心にしました。

講義は眼鏡絵 覗きからくり 解体新書の人体図と続きました。



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2 Replies to “古文書塾てらこや 特別講座「浮世絵を読む」第3回”

  1. マダムさま
    ふーーーーーん!
    勉強になる~!
    面白いですねえ。
    荒事は好きだったけど、不動も毛抜きも見たことないし。
    知らないことばかり。
    またいろいろアップして下さい。
    (講義をタダでアップしたら怒られちゃうかな)

    1. マダム

      茜先生は、口から知識がほとばしるんですわ
      面白いデス
      私が書いた部分は、ほんの横道の話デス
      今、歌舞伎座「團菊祭」雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)見たい見たい見たいーーー

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