月一歌舞伎『二人藤娘/日本振袖始』

月一歌舞伎 5月から始まりました。

『二人藤娘/日本振袖始』

舞踊歌舞伎なので、ただ綺麗な衣装と踊りか?と思って行きましたが、とんでもない!

説明あり、舞台裏映像あり楽しめましたし、勉強になりました。

映画館大勢入っていてちょっと意外な感じがしました。

『二人藤娘』

玉三郎が語るシネマ歌舞伎『二人藤娘/日本振袖始』

 

玉三郎と七之助が 「藤の精」を二人で舞う。

美しい衣装が次々と変わり 変わるごとにため息・・・手に持つ藤も七之助のほうが少しだけ白い

娘姿が玉三郎は妖艶に七之助は可愛らしい。

七之助だけで舞うと、立派で素敵で仕草なんかすごいな〜と思うんだけど玉三郎が横にいるともう匂いさえ感じる・・・

裾広がりのお引きずりの衣装、舞のなかで 裾がアップになる。
観客に裾模様が美しく見えるよう 足さばきで裾を蹴りながら舞う。
歌舞伎座では、近くでもここまでは自力で見なければならない部分。
アップで焦点をあててくれるシネマ歌舞伎だからこそ、確認できるのだろう。

舞台前のメイク 着付け 玉三郎兄さんと 七之助が目を合わせ 少しの言葉を交わす。

やっぱり 玉三郎凄し!

舞台後 2人の後ろ姿、終わって素にもどったのか?
足袋にスリッパで奥に引き下がる足取りは男性のものだった。

『日本振袖始』

近松門左衛門作 八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説がベース。

八岐大蛇/玉三郎
素盞嗚命/勘九郎
稲田姫/中村米吉

玉三郎を筆頭に8匹の大蛇が蛇の目の舞を繰り広げる。

美しい玉三郎ではなく 恐ろしい玉三郎 これまた凄し!

勘九郎はいつもいつも 頑張ってるな〜と感じる。

中村米吉の稲田姫 本物のお姫様のようにふっくら愛らしかった。

近松作 浄瑠璃からの演目で音曲もまた注目されるよう演出されていた。

youtubeで
八岐大蛇/猿之助
素盞嗚命/市川右近
稲田姫/玉三郎
『日本振袖始』見ちゃいました。
うーーーーむ こっちも良い

 

シネマ歌舞伎を見るようになってから、歌舞伎座の幕見はいけなくなってしまった。

やっぱり、ちゃんと見たいのであります。

来月も楽しみでありまっする。



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2 Replies to “月一歌舞伎『二人藤娘/日本振袖始』”

  1. マダムさま
    そういえばこっちチェックしてなかったごめん。
    玉三郎はいいよね~。
    私も坂東流だったのさ。なーんて、もう関係ないけど。
    藤娘の長唄も(えーと今すぐには歌詞も曲も出てこないけど)
    素敵なのよね、好きでした。発表会では踊ったことないけど。
    振袖始っていうのは全然知らない。
    かっこよさそう

    1. マダム

      私は吉村流でした、関係ないけど…
      日舞で藤娘をおさらい会で演るのは、ピアノで言うバイエル卒業?って感じなのでしょうか???
      「日本振袖始」近松門左衛門作
      玉さまの解説によると、高熱でうなされる稲田姫の着物の脇を切って熱を逃がしたとか、姫の長い袂に刀を隠し持って八岐大蛇と戦ったデス

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