お月見 妄想物語

今晩中秋の名月だそうです。お月様は見えるでしょうか???

もしも、江戸時代富岡八幡の近所に住んでいたら 8月15日の行動を妄想してみました。

八月一五日 富岡八幡宮
寛永二〇年以来八月一五日に行われ3基の神輿(応神天皇・天照皇大神宮・飛来八幡)と深川から13番、霊岸島から9番の山車、「および数か所から付祭が出た。文化4年には12年ぶりに例祭が行われたが老朽化した永代橋に詰めかけた群衆の重みに耐えきれず落橋するという惨劇を起こした。
(わっしょい p.52)

朝から祭りデス 祭りでひと騒ぎして 八幡様の境内で売ってる亀を買ってはなしてやる 放生会

捕まえた魚や鳥獣を自然の中に放し、殺生を諫める仏教儀式をもととし、日本では神仏習合の思想により神道にも取り入れられた。収穫祭・感謝祭の意味もあり、春明に全国の八幡宮で行われた。江戸では富岡八幡宮の放生会の賑わい、亀を放すと長寿になるとされた。(わっしょい p?138)

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おなじみの第56景 深川萬年橋 安政4年(1857)11 広重の 亀の絵
万年橋から富士をながめ 放生会で放たれるはずの亀が描かれてます。

 

そして夜は月見で

江戸市中では、おしなべて、団子を作って月に供え、柿・栗・ブドウ・枝豆・里芋の衣かつぎを三方盆にうずたかく盛り上げていた。この団子は大きいもので3寸5分ほど、小さいものでは2寸あmりであった。この団子には女郎花などをそえた。当日の前から米を臼で挽き、団子の粉を作り、15日未明から家中のものがそろって作ることが、よい前兆とされていた。月にはそなえる団子の他に子団子を作り、1人当たり15個ずつと、柿や栗などを添えて配るので、大人数がいる家ではとてもたくさん作る。すると、それを手伝う人も多くなり、台所は随分の騒ぎとなるが、これも相変わらずの恒例行事である。(わっしょいP.118)

お団子づくりに朝から大変で、八幡様にお祭りや放生会に行ってる時間はないかもしれませぬ
しかし 男性陣は祭に行っていたのかも・・・

ここでお団子の大きさ 3寸5分って・・・ 1寸=3.03cm  10.6cmくらい
10cmの団子って結構大きいです。
10cmお月見団子を三方盆にのせるって・・・
現在のお月見のお団子ってピンポン玉より小さい感じがします。(婚家のおはぎは巨大ですが、お月見団子はそんなにおおきくありませぬw)
小さいお団子も2寸 6cmくらい これでも現在市販されてる月見団子に比べると大きい。
食べ方もいろいろあったようです、お砂糖をつけたり 輪切りにして味噌汁にいれたり。

クリナップの江戸散策 江戸コラム 月見団子は驚くほど大きかった

8月15日は朝から 祭りや放生会 お月見と忙しかったに違いありません。
熊さん八っつぁんを題材に物語を創作するもの面白いかもしれませぬ。
(該当者 名乗り出よ!!!謎)



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4 Replies to “お月見 妄想物語”

  1. つゆくさ

    現在、スーパームーンのお月様が見えております♡ 言われたからか、やっぱり大きく見えます。 獏先生推薦の「江戸年中行事図聚」に、放す鳥は全部スズメとあります。鰻はメソと呼ばれる細くて小さい物で、橋の高さのためにほとんどが水面に打ち付けられて死んでしまうと…。亀については、放すと書いてあるだけ。亀にしておいてよかった。殺生は行けません(>_<) しかし、でかい団子ですね~。(お月見の切り絵が素敵)

    1. マダム

      つゆくさ樣 お月様私も見ました。
      『江戸年中行事図聚』情報ありがとうございます。で、亀にしておいてよかった。の意味がわからないデス教えてたも

  2. つゆくさ

    すいません。中途半端な感想で~。ただ、放すなら死なないほうがいいなぁと思った次第。スズメの話はおまけです。

    1. マダム

      つゆくさ樣
      ありがとうございます 私はつゆくさ樣が放生会に行って亀を放したのかと、妄想しておりましたw

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