二木屋蝋燭能

日本国登録有権文化財 会席料理 二木屋   蝋燭能 (7/11) 行ってきました。

5月にキモノでジャックで伺った時に予約してきました。

もう 言葉に尽くせないほどの幻想さ 庭に散りばめられた蝋燭は 天の川を表現

段々と 夕闇が濃く濃くなってくる。

天の川を背に 蝋燭の灯だけで 照らされる舞台。

縁者の【気】と見るものの【気】が、融合合体しより強固な気を生み出すそうです。

「最後の2名様ご予約のため お席があまり良くありませんがご了承下さい」とのことでしたので、まあお食事を楽しみに・・・

などと 考えておりました。

なーーーんと 椅子席の前 一番前の座布団席でございました。

金春流能楽師「座・SQURE

曲目『巴』 シテ 山井綱雄(文化庁文化交流使)

演目中は撮影禁止

畳の舞台ではありましたが、ほんのその先までシテが来る。
能面がそこにある・・・怖いくらい・・・
素晴らしい経験でした。

客席が食事席に変わると 床の間に【乞巧奠】のお飾りが再現されていました。

 乞巧奠

「きっこうでん」ともいう。七夕(たなばた)祭の原型で、7月7日の行事。牽牛(けんぎゅう)・織女(しょくじょ)の二星が天の川を渡って1年一度の逢瀬(おうせ)を楽しむ、という伝説が中国から伝わり、わが国の棚機(たなばた)姫の信仰と結合して、女子が機織(はたおり)など手芸が上達することを願う祭になった。『万葉集』に数首歌われているが、持統(じとう)天皇(在位686~697)のころから行われたことは明らかである。平安時代には、宮中をはじめ貴族の家でも行われた。宮中では清涼殿の庭に机を置き、灯明を立てて供物を供え、終夜香をたき、天皇は庭の倚子(いし)に出御し、二星会合を祈ったという。貴族の邸(やしき)では、二星会合と裁縫や詩歌、染織など、技芸が巧みになるようにとの願いを梶(かじ)の葉に書きとどめたことなども『平家物語』にみえる。
日本大百科全書(ニッポニカ)の解説より

江戸の勉強をしていなかったら 【乞巧奠】も知らなかっただろうし、二木屋にいってもそうありがたいとは思えなかったと思います。
知らないということは、残念なことなのかもしれない。
沢山 知らない事に気づいて勉強したいと思うマダムでした。



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3 Replies to “二木屋蝋燭能”

  1. つゆくさ

    素晴らしい体験をしましたね。羨ましい限りです。江戸検定を受験するようになって世界が広がりました。自分が出かけられる範囲で学んで行こうと思います。最後に「獏さん」のリンク集にブログが登録されたことをお喜び申しあげます。

    1. マダム

      つゆくさ様
      想像をはるかに超える能舞台でした。蝋燭の天の川 だんだんと暗くなるにつれて舞台が不思議な空間になってくる。
      素晴らしかったデス。
      獏先生のリンク 狂喜乱舞w (うるさい程のトラックバックの効果有りw)

  2. […] お雛様 一昨年の七夕 一昨年の薪能 […]

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