①日本語には、音声重視の言葉オノマトペ(擬音・擬声・擬態)が豊富と言われる。中国語には、音声より説明的な表現が多い。例を挙げると・・・(中国語) キョロキョロ(東張西望)。ハラハラ(感到緊張)。バラバラ(散乱・七零八落)。フラフラ(東倒西歪)。ギョロリ(又大又円)。…
②漢字の意味より、音が大事で、字からは意味不明の言葉が3パターンある。
*同じ字を重ねる畳字(じょうじ):営々・汲々・洋々・津々「しんしん」…
*子音を重ねる双声(そうせい):恍惚・躊躇・髣髴「ほうふつ」…
*音の響きが同じ畳韻(じょういん):曖昧・齷齪「あくせく」・逍遥・従容…
③中国の詩文を重んじる文化は、古来から日本人にも愛唱されてきた。意味ばかりか音声上の美的効果も狙ったルール(省略)がある。有名な漢詩を列挙すると・・・ ・春望{国破れて…杜甫}。・静夜思{牀前月光を…李白}。長恨歌{漢皇色を重ん…白居易}。 ・白頭を悲しむ翁に代わりて{年年歳歳花相似たり…劉希夷}。春暁{春眠暁を…孟浩然}。 ・偶成{少年老い易く…朱熹}。元二の安西に使いするを送る{渭城の朝雨軽塵を…王維}。
④日本人も奈良時代の「懐風藻(751)」から現代まで多くの漢詩を作っている。日本的情景(富士山・桜・月…)や心情を五言や七言の絶句で表現している。有名人を挙げると、長屋王、菅原道真、一休、戦国武将多数、幕末の志士多数、江戸後期の女性三人、明治の軍人や多数の文豪等、大正天皇etc。現代でも詩吟教室が盛んらしい。


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