日比谷講座『和本の世界を楽しむ』vol.2

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早く出かけて、東京駅グランスタの和栗モンブランの店 [BURDIGALA TOKYO]に行く 11月いっぱいらしいので、オタオタしていると食べられない
美味しいワア 和栗モンブランのグルグルも上品 中の生クリームと洋酒に漬けてあるブリオッシュ 
うわ〜〜〜 幸せ これを予期して朝ごはんを食べなかった(笑)

有楽町 ファミマでおにぎり2つ購入 日比谷公園へ
11月19日 暖かいと言うより暑い 風も舞い枯れ葉が踊る〜 ベンチでおにぎりを食す 贅沢なランチ
午後からの講座(日比谷図書文化館)で眠くなると困るので、おにぎりは1個にした。

江戸時代初期の書物

橋口候之介先生

活字印刷で、近世お幕が開いた。木版印刷の技術が上がり、商業出版が始まる。
江戸時代の「物之本」とパロディが得意な江戸文学

江戸時代初期(慶長・元和・寛永)の書物

活字印刷の時代、仏典・漢籍・仮名文字の文学も印刷された。
家康が作らせた「伏見版」「駿河版」 本阿弥光悦の伊勢物語 「嵯峨本」 皆活字印刷

朝鮮・中国・ヨーロッパの活字版印刷についても諸々
朝鮮・中国は古くから活字印刷が発達、のちに木版に推移
ヨーロッパはアルファベットの数だけあれば良いので活字印刷に向いていた。

京都の町衆から本屋が生まれる

本屋の発祥は京都 商業出版が始まると、活字印刷から木版印刷に変わる。
活字印刷でも仮名の印刷はされたが、木版の方が大量生産できる。
従来の本に、訓点・注釈・挿絵などを加え出版するには活字版よりも木版印刷の方がむいていた。

書き下ろしの仮名草子の人気

古典を読みやすくする工夫だけでなく、新規に書かれた本も出版された。仮名草子など
寛永期の挿絵入り仮名草子「仁勢物語(にせものがたり)」伊勢物語のパロディ版

『仁勢物語(にせものがたり)』と菱川師宣の挿絵『伊勢物語頭書抄』を実際に見せていただいた。

これから、山東京伝や恋川春町、為永春水などを生み出していくのだろうな〜

中間的読者層の広がり・読者の多様性

専門書を読む人々は難解でも読みこなせる学者層はごく一部 
かろうじて文字を読める層に分かりやすく伝えることができれば、本屋の収益につながる。
専門家と文字が読める程度の人たちの間にいる読者を中間的読者層(文化的中間層)と言う。

本屋は、京都から大阪、江戸へこの中間層の開拓が急速に広まる。

日本では識字率が高いので、この中間層が多く獲得できた。
中国・朝鮮では、できなかった広がりらしい。

読者層の広がりは、やがて自分で書きたいと言う意欲につながる。
俳諧、狂歌、漢詩などを、【連】【結社】を作り楽しむようになり、作者や同好者で資金と職人の手配をして自費出版を始める。
誰でも自費出版ができるわけでもなく、写本で伝えることもあった。写本もしっかり、きちんと製本するのが流儀。
自費出版も写本もメディアとしての存在意義があった。

早く近世中期の盛んに出版された書物についてのお話にならないかな〜〜〜〜〜

やっぱり先生 古本屋の主人と自称なさっているけれど ただ物ではない(失礼)



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