【宮本亞門 × ロバート・キャンベル)江戸演劇からのディスタンス】

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【第4回(宮本亞門 × ロバート・キャンベル)江戸演劇からのディスタンス】
日 時:令和2年7月31日(金)18時開演~19時30分終了予定
場 所:YouTube Liveによるオンライン開催
主 催:国文学研究資料館、多摩信用金庫

ブログでもご案内しましたが、上記のyoutube配信を見ることができました。

午前中:予習 
午後:春告鳥の勉強会 
夕飯急いで作ってyoutube 18:00〜

内心、江戸の演劇というので、歌舞伎関連かな〜と想像していました。

いや〜〜〜楽しかった

舞台【画狂人 北斎】の紹介
たまたま、友人と凱旋公演を見に行っていました。
朗読劇のあと 宮本亜門氏とロバート・キャンベル先生の対談も楽しかった。

宮本亜門氏の「上を向いて歩こう」プロジェクト
立川の新しい劇場のある TACHIKAWA STAGE GARDEN の紹介
ここの劇場素敵! 公演が再開されるようになったら是非行ってみたい。

沢山の資料からの説明
*式亭三馬『麻疹戯言』享和年
*茶番解説書『当世作の種』(安静2年刊)
*『腹筋逢夢(ハラスジオウムセキ)』『鳥獣魚蟲類介科口技(ミブリコワイロ)』初編 山東京伝作・歌川豊国画 文政6年刊
*介科(ミブリ) 歌川豊国・山東京伝 文化6年7月改印 とんび 浮世絵
*『身振いろは芸』(東西庵南北作・勝川春扇画 文化8年)
*『茶番狂言早合点』(式亭三馬作、五渡亭国貞画、文政4年刊)

一番印象に残ったのは、江戸の都市空間が多声性であった。
音がいたるところで江戸街中にあふれていた。
人声 物売り 時の鐘 下駄の音 三味線 虫鳥 犬猫 井戸端会議 生活音 
うるさい中で 本を読もうとすると 誰かが音読する、本の音読は基本だった様子。テレビのない時代 小さな子どもたちは音読を聞いて物語を聞いていたようだ。

春告鳥を音読しながら勉強会を進めている、江戸の人たちは音読は基本だった。勉強会が正しかったんだ〜とニンマリする。

『茶番狂言早合点』(式亭三馬作、五渡亭国貞画、文政4年刊)

『茶番狂言早合点』(式亭三馬作、五渡亭国貞画、文政4年刊)
茶番狂言とは、芝居が大当たりの時に役者がそれを祝う宴会として催されたもの。趣向を述べて順番に演じた遊び。それが素人にも流行した『茶番狂言早合点』国文研蔵

youtube 宮本亞門 × ロバート・キャンベル)江戸演劇からのディスタンス より

茶番は路上では行われず、必ず席上で景物や落ちのあるものもないものもある。小屋で金銭を取り見せるものもあり、座敷で座興で行う(金銭は取らない)ものもある。

守貞謾稿より

料亭の座敷 ろうそくを立て、舞台に見立て、贔屓の役者が花咲じいさんを演じる、
観客は桜の花冠をつけて楽しむ。 参加型の演劇

楽しかった 本当に楽しかった
キャンベル先生の語彙の広さ穏やかな口調 宮本亜門さんのエネルキッシュさ
コロナ禍で先が見えない中、新規感染者がどんどん増える中、希望が見えた気がする。
もっともっと こんな講座があればよいのに・・・・

ロバート・キャンベル先生 目が話せない



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