『春告鳥』為永春水三編巻之八15.16章

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【きもの展】を見に行ったので1週お休みした 「春告鳥」勉強会
資料を手元に置いて出来るので 今後もOnline勉強会

今回は 14章の続き 悪漢に襲われたお民
相坂町のお熊のもとで お花と改名して芸者となる。
その お熊と通人梅里(バイリ)とのお話。

梅里はお熊のもとに、足しげく通う。
お熊の衣装は、普段からこれなの???というくらいに、良いものを着ている。

例えば 以下。色具合は地味めだけれど 縮緬をふんだんに使ってる。
どうも、想像するのが難しいのだけれど、凄そうデス

茶みぢんの艶なし上田紬、下着は嶋縮緬の媚茶の小弁慶を二ツ重ね、もっとも花色羽二重の裾まはしをつけ、御納戸しぼりの長襦袢、浅黄縮めんの湯具(ユモジ)、黒朱子の帯をしだななく結び、紬を御納戸と媚茶と鼠色の染め分けにせし五分ほどの手綱染の前垂、紐は松葉色の五呂服糸(ゴロフクリン)の端を裁落とせしを巾を狭くして付たり。

春告鳥15章

お熊は風邪気味、梅里は京土産の芥子人形を持ってお熊に会いに来る。
芥子人形は小さな箱の中、蓋を裏返すと畳敷きになっていて、祇園町の唄女(ゲイコ)、舞子、妓女(オヤマ)、中居、小女子などが小豆大に繊細にこしらえてある人形たちを乗せて遊ぶ。

お熊は大喜び、梅里は鰻や玉子蒸しなど仕出しをとって、振る舞う。

お熊・梅里二人の会話 下女お清にまで、丁寧な物腰の梅里
通人はこうでなくちゃ かっこいい〜〜〜

女髪結いが来たけれど、明日にと断り 二人なかよく 晩酌する。

今日もたくさん、わからないことあった。

お二人のお姉さまがた(勉強会仲間)は心強い
私が調べてないことも、教えてもらえる。

私が必死で調べたのは

★「燗でうしをとる」これに悩みました。
「燗銚子をとる」ということでありました。なんと低次元・・・トホホホホ

★一本独鈷
仏具の独鈷に似た文様をひと筋織り出した博多織。男帯に用いられる。
極道用語で「大組織に所属せず独立を維持している組織のこと」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%AD%E7%95%8C%E7%94%A8%E8%AA%9E#%E6%A5%B5%E9%81%93%E3%80%81%E3%83%A4%E3%82%AF%E3%82%B6%E3%80%81%E6%9A%B4%E5%8A%9B%E5%9B%A3
水前寺清子の「一本独鈷のうた」ってありましたよね

梅里の帯が 一本独鈷でした。

お清が鰻屋と対応 奥の部屋にお熊と梅里



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